金融庁は8日、インターネットバンキング犯罪による預金の不正払い戻しについて、各金融機関からの報告を基にした被害発生状況をとりまとめた。
2007年度は231件の被害が発生し、2006年度の100件から2倍以上に増加した。一方、平均被害額は82万円で、2005年度の214万円、2006年度の109万円から減少する傾向が見られた。
また、2007年度の被害件数231件のうち、金融機関が補償するかどうか処理方針を決定済みの103件の内訳は、被害金額の全額または一部を補償した案件が88件、補償なしが15件だった。
金融庁がインターネットバンキング犯罪の被害統計を公表している2005年2月以降では、被害発生件数が合計381件、平均被害額が106万円となっている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.fsa.go.jp/news/20/ginkou/20080708-1.html
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( 増田 覚 )
2008/07/09 18:13
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