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加速度センター搭載の専用観測機「Yure Station」
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株式会社ウェザーニューズは16日、日本の“揺れ”を観測してリアルタイム公開するサイト「Yureプロジェクト」を開設した。全国1000人の協力者に専用観測機「Yure Station」を無償で貸し出し、そこからのデータをいち早くサイトで提供する。
「Yureプロジェクト」のサイトでは、揺れを観測した地点を、揺れの種類(縦揺れ、横揺れ)や揺れの強さで分類して地図上に表示できる。さらに各地点の詳細ページでは、どのくらいの揺れがあったのかを波形グラフで確認できる。
ウェザーニューズではすでに200人規模で観測を行っており、9月1日までに1000人規模に拡大する計画だ。8月8日まで、800人の協力者を追加募集している。条件は、「ウェザーニュース」の有料会員で、緊急地震速報アプリケーション「The Last 10-Second」が正常に動作している人。無償貸与する専用観測機「Yure Station」は10cm四方の大きさで、加速度センターを搭載。PCにUSB接続することで、インターネット経由で30秒に1回データが送信される。
Yureプロジェクトのデータは、ウェザーニューズが提供する緊急地震速報サービス「The Last 10-Second」の検証に活用する。実際に地震が発生した場合、緊急地震速報を受信した場所において、揺れがいつ、どのくらいあったかを分析する。さらに、地震の揺れがマンションの高さにどれだけ影響するかや、電車通過の揺れがどれだけ建物に影響するかなど、あらゆる揺れについて検証し、データベース化していくという。
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全国1000カ所の観測地点(イメージ)
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各観測地点の詳細情報
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関連情報
■URL
Yureプロジェクト
http://weathernews.jp/yure/
ニュースリリース
http://weathernews.com/jp/c/press/2008/080716.html
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( 永沢 茂 )
2008/07/16 15:44
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