欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は16日、実演家と録音物の著作権保護期間について、現在の実演後50年から95年への延長を採択し、加盟国とEU議会に対して提案したと発表した。
提案では、保護期間の延長理由について、20代で演奏した録音物の保護期間が70代で切れるといった、実演家の存命中に保護期間が切れることを防ぐためと説明。保護期間が現在の50年のままであれば、今後10年間に英国だけで7000人の実演家が権利を失うことになると指摘している。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/08/1156&format=HTML&language=EN&guiLanguage=en
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( 三柳英樹 )
2008/07/17 19:13
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