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ヤフーの第1四半期決算、増収増益も景気減速感からやや伸び悩み


 ヤフーは25日、2008年度第1四半期(4月〜6月)の連結決算を発表した。売上高は655億円、営業利益は328億円(前年同期比10.9%増)、経常利益は324億円(同13.6%増)、四半期純利益は191億円(同18.2%増)。売上高については今期から計上方式を変更しているため直接の比較はできないが、前年度と同じ方式で比較した場合には27.9%の増加となり、増収増益の決算となった。

 事業別の売上高は、広告事業が336億円、ビジネスサービス事業が140億円、パーソナルサービス事業が178億円。広告事業については、オーバーチュアの子会社化やヤフーグループ以外の媒体での広告採用が増加したことから、前年同期比で売上が増加。ただし、当初の予想以上に景気停滞感が強く、見通しに比べると売上は伸び悩んだとしている。

 ビジネスサービス事業も同様に、景気全般の減速感に伴い求人関係の売上が減少。一方、不動産関連やショッピング関連などでは売上を伸ばしたという。パーソナルサービス事業では、Yahoo!オークションの利用料収入が微減したが、有料会員サービスのYahoo!プレミアムは会員数が700万IDを突破するなど順調に推移したとしている。

 第2四半期の見通しは、売上高が653億〜686億円、営業利益が319億〜338億円、経常利益が315.5億〜334.5億円、四半期純利益が184億〜195.5億円。景気の状況などから厳しい環境が当面続くと見ており、第1四半期からほぼ横這いの金額となっている。

 ヤフーの井上雅博社長兼CEOは投資家向けの説明会で、新たな事業展開の中では、ユーザーの興味や関心に沿った広告を表示する「インタレストマッチ」に期待していると説明。インタレストマッチは、ユーザーの行動履歴などから興味や関心に沿った広告をWebページ中に表示する仕組みで、将来的には検索連動型広告と同程度の市場規模に成長することが期待できるとした。インタレストマッチの展開は2008年秋からの予定で、市場の拡大ペースについては「検索連動広告が現在の規模になるには4年ほどかかったが、それよりは速いのではないか」という見通しを示した。

 決算資料の中では、各事業分野でモバイル向けサービスの売上が伸びているとされており、具体的にはどの程度の規模かという質問に対しては、「伸び率は3〜4割と大きいが、金額面ではPC向けサービスと比べるとまだケタが違う」と説明。また、米Yahoo!が投資家のCarl Icahn氏との間で和解が成立したことについては、「とりあえずよかったね、というのが感想」とだけコメントした。


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  ヤフー IR関連情報
  http://ir.yahoo.co.jp/

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( 三柳英樹 )
2008/07/25 19:13

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