米Motorolaは28日、無線LANセキュリティ企業の米AirDefenseを買収することで最終合意に達したと発表した。AirDefenseは未公開企業で、買収金額の詳細は明らかにされていない。
AirDefenseは、ワイヤレス技術を使った侵入探知ソリューションで知られている。同社は2001年、ワイヤレスによる侵入探知を24時間行えるシステムを発表したほか、アクセスポイントをセンサーとして使用するさきがけともなった。また、顧客のセキュリティ上の問題を解決するためのアドオンモジュール開発や無線に関する問題解決を行ってきた。
現在ではカードによる支払いシステムなどにも無線LANが用いられているため、この分野における企業のコンプライアンス順守やより強固なセキュリティをソリューションとして提供することが無線LAN業界では求められてきており、Motorolaの買収意図もそこにある。
買収後、AirDefenseはMotorolaの完全子会社となり、同社の企業向け移動体通信ビジネスに統合されることになる。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.airdefense.net/newsandpress/07_28_08.php
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/07/29 11:36
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