ドワンゴは7日、2008年9月期第3四半期通期(2007年10月~2008年6月)の連結決算を発表した。通期の売上高は181億2400万円(前年同期比16.7%増)、営業損失は3億3400万円、経常損失は3億1200万円、当期純損失は7億7700万円で、増収とともに赤字幅が縮小している。
事業別の売上高は、携帯電話向けコンテンツを手がけるモバイル事業が124億7900万円、ゲームソフトを手がけるゲーム事業が32億6400万円、ニコニコ動画などのポータル事業が12億8600万円、その他事業が11億4500万円。
ポータル事業では、ニコニコ動画が順調に登録会員数を伸ばしており、2008年6月末では登録会員数789万人、有料会員のニコニコプレミアム会員数が20万5000人となった。会員収入のほか、広告収入やEC収入なども売上に貢献し始めているものの、設備投資や収益化に向けての先行投資などにより、収益の貢献には至っていないとしている。
収益の柱となっているモバイル事業については、2008年6月末で有料ユニークユーザー数が384万3000人(前年同期比38万4000人増)、ARPUが378円(同10円増)で、主力サイトである着うた、着うたフルサイトにおいて、積極的な人気楽曲の権利獲得やタイアップ企画などの施策により、順調に会員数を伸ばしたとしている。
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決算情報
http://info.dwango.co.jp/ir/accounts.html
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( 三柳英樹 )
2008/08/07 17:20
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