ソフォスは22日、世界4カ所に設置したラボで7月に収集したメールウイルスのトップ10ランキングを発表した。大手宅配サービス「UPS」の伝票情報を装ってマルウェアを添付するメールが多数出回ったという。
1位は「Troj/Agent」(15.3%)、2位は「W32/Netsky」(13.3%)、3位は「Troj/Invo」(12.4%)。3位の「Troj/Invo」に加えて、9位「Troj/Spy」(4.5%)と10位「Mal/Spy」(3.4%)は、UPSの配送情報を偽装したファイル。これらは当初、請求書を装って悪質なファイルが添付されていたが、その後手法を変えてUPSをかたるようになったという。
ソフォスではこのほか、過去に大規模配信されたウイルスが、今注目されている事象を利用して再度出現するケースも多々見られたと指摘。2007年1月に爆発的な流行を見せたトロイの木馬「Troy/Dorf」も、米国独立記念日(7月4日)に関するコンテンツを装ったかたちで確認されたという。
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■URL
ソフォス
http://www.sophos.co.jp/
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( 増田 覚 )
2008/08/22 16:30
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