米Microsoftは24日、Windows Vista Service Pack 2(SP2)初期バージョンの限定的なテストを今週中にも開始する計画であることを明らかにした。Windows Vista公式ブログにおいて、Windowsプロダクトマネージメント担当コーポレートバイスプレジデントのMike Nash氏がコメントした。
それによると、Microsoftは29日、Technology Adoption Programに参加している少数のユーザーに対し、限定的にWindows Vista SP2ベータ版の提供を開始するとしている。
Windows Vista SP2では、これまでに発表された修正内容を統合しており、現行のWindows Vista SP1や、公開APIを使って記述されたアプリケーションとの互換性を維持するとしている。
また、Windows VistaとWindows Server 2008というクライアントとサーバー双方に対して、1つのサービスパックとして提供する。その結果、運用・配布・テストのコストを最小化することができるという。
Windows Vista SP2の新機能としては、Windows Search 4.0の追加、最新のBluetooth仕様をサポートしたBluetooth 2.1 Feature Packの統合、ブルーレイメディアへの書き込みのネイティブ対応、無線LAN設定を容易にするWindows Connect Nowの追加、exFATファイルシステムにおけるUTCタイムスタンプのサポートが挙げられている。
Windows Vista SP2ベータ版のテストは今週中に始まるが、最終的なリリース期日は品質に依存するとしており、明確にはされていない。
関連情報
■URL
Windows Vista公式ブログの該当記事(英文)
http://windowsvistablog.com/blogs/windowsvista/archive/2008/10/24/windows-vista-service-pack-2-beta.aspx
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/10/27 12:09
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