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Windows 7に搭載されるWindows Explorer
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米Microsoftは28日、ロサンゼルスで開催中の開発者向けセミナー「Microsoft Professional Developers Conference 2008(PDC 2008)」において、Windows Vistaの次期バージョンとなるOS「Windows 7」のプリベータ版を開発者向けに提供した。2009年の早期には一般向けのベータ版を提供する計画も明らかにした。
次期OSとなるWindows 7は、Windows Vistaと同じハードウェア、アプリケーション、デバイスドライバと互換性を持つように設計。新機能としては、画面を指で触わって操作するマルチタッチ機能を搭載するほか、プライバシーやデータの保護強化、PCのスムーズな稼働、トラブルからの迅速な回復などが挙げられている。
そのほか、日常業務で頻繁に使うリソースへのアクセスを簡単にするために、ナビゲーションを改良するほか、タスクバーを刷新。ブラウザでは、Internet Explorer 8(IE8)を提供する。
PDC 2008ではさらに、Officeの次期バージョンの一部として、ブラウザから利用可能なOffice Webアプリケーションのプライベートテクニカルプレビューを2009年末までにリリースする計画も発表した。
Word、Excel、PowerPoint、OneNoteの軽量バージョンとなるもので、IEのほかFirefoxやSafariなどのブラウザから利用できる。個人ユーザーには「Office Live」を通じて、企業ユーザーにはホスティング型のプログラム提供と既存のボリュームライセンスで提供する予定だ。
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Windows 7で刷新されるタスクバー
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関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2008/oct08/10-28PDCDay2PR.mspx
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( 増田 覚 )
2008/10/29 12:48
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