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カーナビ連携機能
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グーグルは29日、「Googleマップ」に「カーナビ連携」機能を追加した。当初は、日産自動車の「カーウイングス」に対応する。
カーナビ連携機能では、Googleマップの検索結果から得た位置情報をカーナビに送信できる。地図上のバルーンをクリックすると、地点の詳細情報が表示される。詳細情報内の「送信」をクリックして表示されたウィンドウからカーナビを選択。メーカーやアカウントなどを入力して送信する。
Googleマップでは、位置情報の「メール送信」を使って、カーウイングスと連携する機能を2008年6月より提供している。同時にカーウイングスには「Googleマップ位置情報ダウンロード」機能を追加した。
グーグルの河合敬一プロダクトマネージャーは、「Googleマップの情報をメールで他のPCや携帯電話に送る機能を提供しているが、その延長線上としてカーナビに送って利用することを考えた。米国では先行して提供していたが、日本では日産と一緒に開始することになった」と説明。今回は、カーナビ連携として項目を独立させることで、機能的にわかりやすくした。今後対応するメーカーは未定。
● カーナビ連携機能で利便性向上を図る
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日産自動車の石川太一プログラムディレクターオフィス
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同日行われた記者説明会で、日産自動車の石川太一プログラムディレクターオフィスは、「Googleマップにカーナビ連携ができたとこで、よりわかいやすく便利に使ってもらえる」とコメントした。
また、地図検索からナビゲーションまでをデモで説明。カーナビにデータを送信した後、カーウイングスでGoogleマップ位置情報ダウンロードを開く。受信した情報は自動的に音声で読み上げられるので、読み上げ停止ボタンを押して地図を表示。「ここにいく」ボタンを押すとナビゲーションが開始される。ナビゲーション自体はカーウイングスが行う。
石川氏は、カーウイングスの技術面について、「ネット上のあらゆるデータ(RSSやAtomなど)を車で使いやすくするために変換する機能を搭載している」と説明。具体的には、2006年9月に日産が公開したコンテンツ記述方式「テレマティクスエージェント(TA)」の機能を強化して実現した。TAでは、Googleマップの緯度経度情報を解釈し、カーナビに適した形式に変換することが可能だ。
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Googleマップで目的地を表示
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カーウイングスの画面
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Googleマップのデータを受信して目的地を設定
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カーウイングスで目的地を表示した画面
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2008/_STORY/081029-01-j.html
■関連記事
・ 日産のカーナビに「Googleマップ」の位置情報取得機能(2008/06/19)
( 野津 誠 )
2008/10/29 19:51
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