ノースカロライナ州立大学の研究チームが、仮想世界の“本物度”を測定するための基準を開発したことが29日、明らかになった。
この測定基準は、Perceived Virtual Presence(PVP)と呼ばれ、ユーザーが仮想世界での行動や仕事をする方法、他のユーザーとの接し方などを測定する。複数の仮想世界で実験を行い、人材教育やコラボレーションなど、さまざまな状況におけるPVPレベルを測定できる。その結果、適切なPVPレベルがわかれば、自分の会社が必要としている仮想環境を設計できるとされている。
仮想世界は、企業の従業員教育や研究開発のコラボレーションの場所などへの応用が模索されており、米IBMや仮想世界「Second Life」などの大手企業がこの問題に取り組んでいるところだ。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://news.ncsu.edu/news/2008/10/wmsmontoyavirtual.php
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/10/30 11:20
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