米Microsoftは10日、MSN ToolbarをJava Runtime Environment(JRE)と一緒に配布することで、米Sun Microsystemsと提携したと発表した。
この提携により、米国内のInternet ExplorerユーザーがSunのJREをダウンロードする際に、MSN Toolbarをダウンロードするオプションが提示されることになる。
MSN Toolbarからは、サーチエンジンであるLive Searchをはじめ、MSNが提供するニュースやエンターテインメント、スポーツなどのコンテンツ、さらにはWindows Live HotmailやWindows Live Messengerへアクセスできる。
Sunによると、Javaはネットワークに接続された世界中のPCの91%に存在しており、Javaデスクトップユーザーは8億人を超えるとしている。
MicrosoftとSunは、Javaの仕様改変に関して大規模な訴訟で戦った経験がある。両社は2004年、16億ドルをMicrosoftが支払うことで和解し、その後、提携関係を結ぶに至っている。Sunはまた、Googleとも提携関係にあることが知られている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2008/nov08/11-10LiveJREMPR.mspx
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・ 米Microsoftと米Sun、歴史的な和解により“敵”から提携関係へ(2004/04/05)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/11/11 12:22
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