楽天は14日、東京都民銀行との業務提携を解消すると発表した。東京都民銀行の「楽天支店」は2009年2月23日に廃店する。
楽天は2006年1月に東京都民銀行と業務提携契約を締結。2007年7月に楽天支店を開設し、楽天会員向けにインターネットバンキングサービスを提供してきた。
しかし楽天は2008年8月、イーバンク銀行と資本・業務提携を発表。インターネットバンキング分野が重複することになるため、楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長は、東京都民銀行との今後の関係について「いきつくところで言えば、2つ持っていても特段メリットはないと考えている。今後、話し合いをしていかなければいけないかもしれない」(8月8日の決算説明会)とコメントしていた。
楽天によれば、楽天支店をイーバンク銀行に事業譲渡し、廃店することで東京都民銀行と合意したという。提携解消日は、楽天支店の事業譲渡・廃店日となる2009年2月23日を予定している。
これを受けて楽天支店では14日、新規口座開設の受け付けを終了するとともに、廃店について告知した。普通預金の口座はイーバンクに移行されるため、これを希望しない場合の解約方法や各種サービスの利用可能期日なども案内している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.rakuten.co.jp/info/release/2008/1114.html
東京都民銀行 楽天支店
http://rakuten.tominbank.co.jp/
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( 永沢 茂 )
2008/11/14 15:51
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