米Adobe Systemsは17日、アプリケーション実行環境「Adobe AIR」に関する脆弱性情報を公開した。脆弱性は最新版の「Adobe AIR 1.5」で修正されている。
発見された脆弱性は「Adobe AIR 1.1」以前に影響があり、脆弱性の悪用により昇格した権限で信頼できないJavaScriptの実行が可能になるというもの。
また、AIR 1.5では、Flash Playerに関する脆弱性も修正している。これまでに情報が公開されていたFlash Player 9に関する脆弱性のほか、新たに明らかにされたFlash Playerの脆弱性も修正しており、Adobeではユーザーに対してアップデートを推奨している。
新たに公開されたFlash Playerに関する脆弱性は、悪意のあるFlashファイルを表示した場合に、攻撃者がシステムの乗っ取りが可能になるというもの。脆弱性は、11月5日に公開された「Flash Player 9.0.151.0」ですでに修正済みとなっており、ユーザーに対しては「Flash Player 9.0.151.0」または最新版の「Flash Player 10.0.12.36」へのアップデートを推奨している。
関連情報
■URL
Adobe AIRダウンロード
http://get.adobe.com/jp/air/
Flash Playerダウンロード
http://get.adobe.com/jp/flashplayer/
Adobe AIRに関する脆弱性情報(英文)
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb08-23.html
Flash Playerに関する脆弱性情報(英文)
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb08-22.html
■関連記事
・ Adobe、「AIR 1.5」やスマートフォン向けFlashなどを発表(2008/11/18)
・ クリック乗っ取りの脆弱性に対処した「Flash Player 9」最新版(2008/11/06)
( 三柳英樹 )
2008/11/18 15:00
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