米Googleは14日、同社のWebアプリケーションオフィススイート「Google Apps」を、Google以外の企業が再販できるようにするためのプログラムを開始した。
このプログラムに参加する再販業者は、Google Appsを販売するためのサポートや、付加的なツールによる支援を受けることができる。クラウドツールを必要とする新規顧客を開拓したり、既存顧客との関係を強めることが可能になると説明している。
再販業者に対してGoogleは、ビジネスと技術に関する情報を提供するポータルサイトへのアクセスやインターネット掲示板、営業トレーニング、技術的トレーニング、顧客マーケティング資料などを提供する。
さらにエンドユーザー向けの管理・リポート機能を提供するための再販業者向けツールや、ディレクトリシンクロ、マイグレーション、シングルサインオンなどを実現するためのRESTベースAPIも用意するとしている。
再販業者は、利用料金を直接顧客に請求できるため、顧客との関係を密に保つことができる。また、Google Appsに再販業者独自の追加サービスやサポートを提供することも可能だ。
Googleでは、再販プログラムを実施するために、50の企業とパイロットプログラムを実施し、数カ月にわたってプログラムの改良を行ってきたとしている。再販プログラムへの参加を希望する企業向けにサイトが設けられており、それらの企業がGoogle Appsを3月終わりごろまでに販売できるようになると説明している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.google.com/intl/en/press/pressrel/20090114_googleapps_reseller.html
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・ 米Google、「Google Apps」に99.9%のサービス品質保証制度(2008/10/31)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/01/15 13:34
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