フジ・メディア・ホールディングスは22日、LDH(旧ライブドア)に対して起こしていた損害賠償請求訴訟について和解が成立したと発表した。
この訴訟は、フジテレビジョン(現フジ・メディア・ホールディングス)が2007年3月、ライブドアを相手どって起こしていたもの。
フジテレビは2005年5月、ライブドアの第三者割当増資を引き受け約440億円を払い込んだが、2006年1月、ライブドアや同社の堀江貴文元社長らに対して証券取引法違反の捜査が行なわれ、ライブドアの上場廃止が決定。その後、フジテレビは保有するライブドア株式を約95億円で売却した。
一方、2007年3月に、東京地方裁判所がライブドアに対して証券取引法違反の有罪判決を下したことから、フジテレビは、旧証券取引法第18条(虚偽記載のある有価証券届出書の届出者の賠償責任)を根拠として、株式売却額との差額である345億492万円と遅延損害金を求める損害賠償訴訟を起こしていた。
今回、LDHがフジ・メディア・ホールディングスに対して損害賠償金310億5442万8000円を支払うことで和解した。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.c-direct.ne.jp/public/japanese/uj/pdf/10114676/20090122166311.pdf
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( 永沢 茂 )
2009/01/23 16:14
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