Adobe Systemsは29日、リッチアプリケーションプラットフォーム「Adobe AIR」のインストール数が1億件を超えたと発表した。また、Adobe Flash Playerの普及も進んでいる。
Adobe AIRは、Webブラウザを使用しなくても、Web技術を使ってリッチアプリケーションを実行できるプラットフォームだ。正式リリースから1年経過していないが、現在までに既に1億件以上インストールされているという。
現在、Adobe AIRを使ったアプリケーションはBBCやNasdaq Stock Marketなどが利用しており、ソニーはPCへのAdobe AIRのプリインストールを開始している。
これとは別に、Flash再生ソフトの最新版「Adobe Flash Player 10」が、リリースから2カ月で、世界のコンピュータの55%にインストールされていることも明らかになった。これは、過去のバージョンから推定されていた予測をはるかに超えており、2009年第2四半期には80%を超えると予測されている。
現在、過去のバージョンを含めたAdobe Flash Playerのインストール率は全インターネット利用可能デスクトップPCの98%を超えると推定されているほか、インターネット動画の80%以上がFlash技術を使って視聴されているという。
Adobe AIRとAdobe Flash Player 10はWindows、Mac、Linuxに対応しており、日本語を含む15カ国語で無料配布されている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200901/20090129_flash.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/01/30 11:52
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