ウェザーニューズは4日、花粉症を患う人や企業など500組の協力を得て、花粉の飛散量や症状を調査する「花粉プロジェクト」を開始した。
花粉プロジェクトでは、全国500組の参加者が球型の花粉観測機「ポールンロボ」を設置して花粉の飛散量を測るほか、「ポールン感測員」が自身の症状を携帯電話で報告する。これらの情報は随時、同社のサイトで一般公開される。
現在、携帯サイト「ウェザーニュース」でポールン感測員を募集中だ。ポールン感測員は、当日の花粉状況に対して、薬やマスクなどの対策効果を確認できる「My花粉カルテ」を作成することが可能。利用するには、携帯サイトの利用料として月額315円が必要となる。
花粉プロジェクトは今年で5年目。昨年と比べてポールンロボを小型化したほか、200台から500台に増強したことで、よりきめ細かい単位で花粉飛散量を計測できるとしている。
ポールンロボは、人の呼吸と同じ量を吸引するように設定され、実際に人間が空気中で吸い込む花粉量を計測できる。観測する花粉量により、花粉が飛んでいない状態の「白」から、「青」「黄」「赤」「紫」へと5段階でポールンロボの色が変化。観測データは、インターネット経由でウェザーニューズに送信される。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://weathernews.com/jp/c/press/2009/090204.html
■関連記事
・ ウェザーニューズ、「花粉プロジェクト」を全国200家庭で開始(2008/02/13)
・ ウェザーニューズが3時間ごとの花粉予報、「花粉Ch.」などで提供(2009/01/20)
( 増田 覚 )
2009/02/04 16:14
- ページの先頭へ-
|