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学校への携帯電話持ち込み、小中学校の9割以上が「原則禁止」


 文部科学省は1月30日、公立の小・中・高等学校における携帯電話の取り扱いに関する調査結果を発表した。生徒が学校へ携帯電話を持ち込むことについて、「原則禁止」としている小中学校が9割以上に上ることがわかった。

 公立の小学校2万1800校、中学校1万45校、高等学校4455校を対象に、2008年12月1日時点の状況を調査した。

 校則などで生徒による学校への携帯電話の持ち込みを原則禁止としていた割合は、小学校では約94%、中学校では約99%、高等学校では約20%だった。原則禁止としなかった高等学校については、約57%が「授業中の使用」、約18%が「学校内での使用」を禁止していた。

 今回の調査結果を踏まえて文部科学省は1月30日、学校における携帯電話の取り扱いについて、学校および教育委員会に取り組みの基本事項を通達した。

 小・中学校に対しては、生徒による携帯電話の持ち込みを原則禁止すべきであると説明。その一方、緊急の連絡手段とせざるを得ない場合などについては、生徒の保護者から学校長に持ち込みの許可を申請させるなど、例外的な持ち込みの許可も考えられるとしている。

 また、高等学校に対しては、学校内での携帯電話の使用を一律に禁止するなど、学校および地域の実態を踏まえ、学校での教育活動に支障が生じないように携帯電話の使用を制限すべきとしている。


関連情報

URL
  「学校における携帯電話等の取扱い等に関する調査」の結果について
  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/01/1234723.htm
  学校における携帯電話の取扱い等について(通知)
  http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1234695.htm

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( 増田 覚 )
2009/02/04 19:00

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