楽天は10日、金融庁からイーバンク銀行の主要株主認可を取得し、楽天が保有するイーバンク銀行の優先株式66万6000株を普通株式に転換したと発表した。これにより、イーバンク銀行は楽天の連結子会社となる。
楽天は、イーバンク銀行と2008年9月に資本業務提携を締結。イーバンク銀行の優先株式66万6000株を199億8000万円で引き受け、楽天からイーバンク銀行に4人の取締役を派遣している。
今回、楽天ではイーバンク銀行の優先株式を普通株式に転換。これにより、楽天のイーバンク銀行普通株式の保有比率は46.39%、議決権ベースでの保有比率は48.69%となり、楽天の2009年度第1四半期(1月~3月)から連結子会社として扱われることとなった。
楽天では、イーバンク銀行を連結子会社化することにより、業務提携の具体化を迅速かつ柔軟に実現することができると説明。また、楽天グループでは、300万口座を有するイーバンク銀行の顧客基盤へのアクセスが可能となるほか、楽天グループのユーザーにとってもイーバンク銀行の決済サービスの利用が可能になることが期待できるとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.rakuten.co.jp/info/release/2009/0210.html
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( 三柳英樹 )
2009/02/10 16:28
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