気象情報サイト「ウェザーニュース」を運営する株式会社ウェザーニューズは13日、東京都内が本格的花粉シーズに突入したと発表した。都内7カ所で1日30個以上の花粉の飛散を観測し、今後、徐々に増える見通しだという。
ウェザーニューズでは、花粉症の人などの協力のもと、全国500カ所に独自の花粉観測機「ポールンロボ」を設置し、花粉の観測を行っている。ポールンロボは球体状をしており、自宅の軒先などにつるされ、観測データをインターネット経由で送信する仕組み。飛散データはインターネットサイト「花粉Ch.」や携帯サイト「ウェザーニュース」でリアルタイムに公開される。
ポールンロボは、観測した1日あたりの花粉の飛散量によって、目の色が白(0~29個)、青(30~99個)、黄(100~199個)、赤(200~299個)、紫(300個~)に変化する。
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花粉観測機「ポールンロボ」の目の色の変化
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今回、都内30カ所のうち7カ所において、花粉症の症状が出始める1日30個を超えるレベルに達し、ポールンロボの目の色が青になったことが確認されたという。ポールンロボの観測に基づいた昨年の本格飛散開始日は2月22日だった。
一般の協力のもとで花粉を観測する「花粉プロジェクト」は、今年で5年目。花粉症の症状が出始める1日30個という飛散量は、これまで蓄積した4年分の観測データと症状の相関を分析した結果だとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://weathernews.com/jp/c/press/2009/090213.html
花粉Ch.
http://weathernews.jp/pollen/
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( 永沢 茂 )
2009/02/13 19:56
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