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国内ブロードバンドのダウンロードトラフィック総量が1Tbps間近


国内インターネットトラフィックの推移(総務省の資料より)
 総務省は2月27日、国内におけるインターネットのトラフィック総量を集計・試算した結果を公表した。2008年11月時点での試算によれば、ブロードバンド契約者(FTTH/DSL)のダウンロードトラフィック総量は平均988.4Gbpsとなり、1年間で21.6%増加した。

 トラフィック総量の集計は、ISP6社(IIJ、NTTコミュニケーションズ、ケイ・オプティコム、KDDI、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム)や国内主要IXなどのデータをもとに推定したもの。ISP6社のブロードバンド契約者のダウンロードトラフィック総量が432.9Gbps、国内主要IXで交換されるトラフィックのうち6社の占める割合が43.8%であることから、国内のダウンロードトラフィック総量を988.4Gbpsと推定している。

 ISP6社のトラフィック総量は、ダウンロードトラフィックが432.9Gbps(前年比27.4%増)、アップロードトラフィックが302.0Gbps(同27.3%増)。また、ISP間で交換されるトラフィックの集計では、国外ISPから流入するトラフィックの総量が1年間で31.7%増加しており、他のトラフィックに比べて増加の割合が大きくなっている。国外からの流入トラフィックの急増傾向は、2006年5月から続いている。

 ブロードバンドサービスの契約者数をもとに計算された、1契約者あたりのトラフィック量は平均32.9kbpsで、1年間で13.8%増加した。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2009/090227_3.html

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( 三柳英樹 )
2009/03/03 19:59

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