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「Lモード」ロゴ
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NTT東日本とNTT西日本は30日、家庭の固定電話機でメールの送受信やインターネットサイトへのアクセスが行えるサービス「Lモード」を、2010年3月31日で終了すると発表した。
「Lモード」は、PCを使わずに固定電話機の液晶画面からメールやインターネットを利用できるサービスで、いわば「iモード」の固定電話版のような位置付け。2001年6月末にサービスがスタートした。天気予報や地域情報、通販や宅配注文、オンラインバンキング、医療情報、ニュースなどのカテゴリーで対応サイトが開設されており、現在、「Lメニューリスト」で529サイト、ポータル各社による「選べるメニューリスト」で6サイトのサービスが提供されている。
「L」という名称は、「Lady(女性とご家族のために)」「Living(生活に役立つ)」「Local(地域に密着した)」といった意味。当時はインターネットに比較的なじみの薄かった主婦層や高齢者層を主にターゲットにしていた。CMに歌手の八代亜紀を起用するなどしてプロモーションも積極的に行われ、対応電話機が各メーカーから発売された。
NTT東西ではサービス開始から1年で両社合計150万~200万人の利用を目標としていたが、契約者数はピーク時の2004年8月でも約52万契約にとどまった。2004年7月にはブロードバンド回線で「Lモード」が使えるサービス「Lモードonフレッツ」も投入したが、PCなどからのインターネット利用が拡大する中で「Lモード」の契約者数は減少が続いたという。
すでにNTT東西は2006年11月末で新規申し込みの受け付けを終了し、2009年度末をめどにサービス終了も検討することを発表。その後も契約者数が減少していることから、今回のサービス終了の発表に至った。2009年2月末現在の契約社数は、東西合計で6万5000契約。
「Lモード」の利用者に対しては、ダイレクトメールなどを通じてサービス終了を案内する。なお、「Lモード」のサービス終了後も、使用していた端末は引き続き電話やファクスとして利用可能だ。
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「Lモード」のトップメニュー画面(2001年6月のサービス開始当時のもの)
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2004年6月発売の「Lモードonフレッツ」対応電話機「でんえもん771BLC」
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0903/090330a.html
関連記事:NTT、家庭の電話機から情報閲覧・メール利用ができる「Lモード」を発表
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2000/1018/lmo.htm
関連記事:Lモードは第2のiモードとなるか?~NTT東日本担当者に聞く
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/0628/lmode.htm
関連記事:「Lモード」がサービス開始 ~記念イベントに八代亜紀登場
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/0629/lmode.htm
■関連記事
・ NTT東西、フレッツ回線で利用できる「Lモードonフレッツ」(2004/06/22)
・ NTT東西、「Lモード」の新規受付を11月末で終了。サービス終了も検討(2006/11/01)
( 永沢 茂 )
2009/03/30 19:48
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