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YouTubeに公開されているRichard Buckland氏の講義動画ページ
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大学の講義が動画で公開されることは珍しくなくなったが、高校生が実際にその恩恵を受けているとしてオーストラリアで注目を集めている。
オーストラリアのUniversity of South Walesの講師であるRichard Buckland氏は、1年生向けの上級コンピューティングの講義を、「YouTube」と、大学の講義の動画などを配信する「iTunes U」にアップロード。それらを使って高校生にコンピュータサイエンスを教える試みを行っている。
生徒は、オーストラリアにおける10年生から12年生(日本の高校1年~3年)で、高校のカリキュラム以外の時間にこのコースをとっている。アップロードされた動画をインターネットで視聴した後に、週に一度、放課後に大学キャンパスでチュートリアルを受ける。
Buckland氏によると、このコースで学生たちは「C言語と、Cを使ってプログラムを書き、分析する方法、さらに美しいプログラムを書くための職人芸を学ぶことになる」と説明している。
講義は、YouTubeとiTunesではすでに多くの注目を集めているが、オーストラリアの大手新聞「Sydney Morning Herald」のWeb版で取り上げられた結果、大きな注目を集めることになった。殺到した高校生の応募者の中から16人に絞り込まなければならなかったという。
関連情報
■URL
University of South Walesのニュースリリース(英文)
http://www.unsw.edu.au/news/pad/articles/2009/mar/buckland_online.html
YouTubeに公開されているRichard Buckland氏の講義動画
http://www.youtube.com/unswelearning?gl=AU&hl=en-GB
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・ YouTubeが多数の機能追加、大学の講義を集めた「YouTube EDU」も(2009/03/27)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/04/01 15:31
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