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Wikipediaの利用者に関する初の多言語大規模調査、結果公表 |
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Wikipediaの読者と執筆者が、どのような人たちなのか？ 多言語にまたがる初の大規模調査が行われ、16日までに予備的な結果発表が行われた。 Wikipediaを運営するWikimedia Foundationと、国連大学に関連する調査組織であるUNU-Meritが共同で2008年10月から11月まで調査した。この調査では、13万人を超えるWikipediaの読者と執筆者がインターネットで回答し、少なくとも一部の調査に関しては30万人以上が回答したとされる。 回答者は200カ国以上から訪れており、65％が読者で、35％が執筆者だった。年齢は10歳から85歳にまでわたり、平均年齢は26歳。また、回答者の25％が18歳未満だった。 調査によると、回答者の75％が男性、25％が女性。平均年齢は女性の方が約2歳若く、24歳だった。特に女性は読者の割合が高く、執筆者の割合が低かった。読者では32％が女性で、執筆者では13％となっている。また、執筆者の方が教育レベルと年齢が読者よりも若干高い傾向が見られたという。 執筆者がWikipediaに執筆する動機の選択肢のうち、1）知識を共有するというアイデアが好きだったこと、2）間違いを見つけたので修正したかったこと――の2つが最も多く挙げられた。 執筆したいと思っているがしなかった人のうち51％は、執筆するための十分な知識がないことを不安に思っていることも明らかになった。また、48％はすでに読者として十分満足しており、執筆者として関わるつもりはないことも判明した。 Wikipediaを運営するWikimedia Foundationに寄付をしていない理由としては、どのように寄付をしてよいかわからないからだとの回答が42％に上った。 この調査結果は、現段階の予備的なデータを公表する最初のものであり、今後、数週間ごとに新しいデータが公開されていく予定だ。 関連情報 ■URL Wikimedia Foundation公式ブログの該当記事（英文） http://blog.wikimedia.org/2009/04/16/first-preliminary-results-from-unu-merit-survey-of-wikipedia-readers-and-contributors-available/ Wikipedia Study調査公式サイト（英文） http://wikipediastudy.org/ ■関連記事 ・ Wikipediaが「一般的な情報メディア」に、Yahoo!リサーチ調べ（2009/03/17）
（ 青木大我 taiga@scientist.com ）
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