JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は24日、新入社員に情報セキュリティに関する知識を教える際のガイドラインや研修資料のトピックとなるマニュアルを公開した。企業で使うPCの基本的な対策やインシデント発生時の対応方法のほか、新入社員が起こしやすい問題などをまとめている。
企業で使うPCの基本的な情報セキュリティ対策としては、PCにインストールされているソフトウェアを最新版にアップデートするとともに、パスワードは他人に類推されやすいものを設定せずに定期的に変更することなどを勧めている。また、Webサイト経由で感染するマルウェアを防ぐために、ブラウザのセキュリティ設定機能を利用して、JavaScriptやActiveXコントロールを無効にすることなどを勧めている。
新入社員が起こしやすい問題への対策については、1)WinnyやShareなどのファイル共有ソフトを使用しないようにする、2)怪しいサイトにアクセスしないようにする、3)メールのTo欄に多数のあて先を入れないようにする、4)業務に関する話をブログで公開しないようにする、5)メールの添付ファイルの取り扱いに気を付ける、6)安全なパスワードを設定する――ことを挙げている。
このほかJPCERT/CCでは、ゴールデンウィーク休暇期間におけるセキュリティ対策の注意点もまとめている。
関連情報
■URL
新入社員等研修向け情報セキュリティマニュアル(PDF)
http://www.jpcert.or.jp/magazine/security/newcomer_20090424.pdf
長期休暇を控えて
http://www.jpcert.or.jp/pr/2009/pr090003.txt
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( 増田 覚 )
2009/04/28 11:13
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