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フィルタリングの認知率はウイルス対策並み、利用率は半分以下


フィルタリングとウイルス対策の認知率と利用率

子供が意図せずに不適切コンテンツにたどり着く経路
 フィルタリングソフトを開発・販売するデジタルアーツが行ったアンケート調査で、フィルタリングの認知率と利用率には大きな開きがあることがわかった。

 小学4年生〜中学3年生までの子供を持つ親1万人に対して2月にWebアンケートで調査した結果では、フィルタリングを「現在利用している」とした人が24.2%、「知っているが利用していない」が45.5%、「知らないまたは詳しくはわからない」が30.1%だった。一方、ウイルス対策については「現在利用している」が57.5%、「知っているが利用していない」が12.0%、「知らないまたは詳しくはわからない」が30.1%だった。認知率(「現在利用している」と「知っているが利用していない」の合計)は、フィルタリングが69.7%、ウイルス対策が69.5%で、いずれも約7割に上ったが、フィルタリングの利用率(「現在利用している」)は、ウイルス対策の半分にも達していない。

 これについてデジタルアーツでは、フィルタリング利用者の多くが子供のネット上のトラブルを危ぐしているのに対して、非利用者において「うちの子に限って」という意識を持つ親が4割程度ある点を指摘する。

 具体的には、フィルタリング利用者の中から335人を抽出して、利用している理由をたずねた設問で、「ネット上でのトラブル対策に、子供にはフィルタリングが有効だと思うから」が85%、「子供がネット上でのトラブルに巻き込まれる可能性があるから」が79%、「子供が好ましくないサイトを見ていた、または見る可能性があるから」が73%あった。一方、フィルタリング非利用者の中から309人を抽出して、利用しない理由をたずねた設問では、「子供がネット上でのトラブルに巻き込まれる可能性はないから」が44%、「子供が好ましくないサイトを見る可能性はないから」が38%、「ネットの利用方法を、いつも子供と話し合っているから」が36%あった。

 このように子供が不適切コンテンツにアクセスしていないと親が考えることについて、デジタルアーツでは、ほとんどの子供はそれなりのモラルを持っており、アダルトコンテンツやいわゆる出会い系サイトなどを見てはいけないといったことはわかっているものの、意図せずに不適切コンテンツにたどり着く危険もあると説明する。


 フィルタリングソフトを利用し始めた理由として同社ソフトのユーザーからは、男子の場合、親が寝静まった夜中にアダルトサイトなどを見て朝になっても起きてこないというような事例があった一方、出会い系サイトを利用していた女子の場合では、自らアクセスしていた事例もあるが、普通のコミュニティサイトだと思って利用していたものなど、子供が意図せずに出会い系サイトを利用してしまっていた事例もあった。

 このほか、ブログにばらまかれたアダルトサイトへの誘導リンクや、掲示板に貼られる文脈を無視したいたずら目的のリンクでグロテスク画像を表示させるものなど、精神的なショックを受ける事例もよく見かけられるという。さらに、ごく一般的な単語が隠語として使われていることで、思いがけないキーワード検索が不適切なコンテンツへの入口になっており、さらに相互リンクで同種のコンテンツが結び付いているとしている。

 非利用者に対して、利用するきっかけをたずねた設問では、「子供がネット上でのトラブルに巻き込まれそうになったら」「子供が好ましくないサイトを見ていたら」「ネットの利用方法を、子供が守っていなかったら」など、子供のインターネット利用に問題を見つけてからフィルタリングを導入しようという親が6割程度いることがわかったが、デジタルアーツでは、子供のインターネット利用実態を親が正確に把握できているとは限らないとし、まずは利用実態を把握することが重要だと強調している。

 デジタルアーツはこうした背景から、Internet Explorer 7/6の閲覧履歴を集計して、小学生に不適切なサイトへアクセスしている件数や割合などをグラフ表示するソフト「インターネット利用診断」を24日よりダウンロード提供している。


関連情報

URL
  インターネット利用診断
  http://www.daj.jp/cs/icr/

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子供のWeb閲覧履歴をグラフ化、デジタルアーツが無料ソフト(2009/04/22)


( 永沢 茂 )
2009/04/28 11:21

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