Mozillaは27日、Webブラウザ「Firefox 3.0.10」を公開した。安定性に関わる問題および1件の脆弱性を修正しており、Mozillaでは全ユーザーにアップデートを推奨している。Windows版、Mac OS X版、Linux版の各言語版が公開されており、Mozillaのサイトから無償でダウンロードできる。また、Firefoxのアップデート機能からも更新できる。
Firefox 3.0.10では、21日に公開した「Firefox 3.0.9」で行った脆弱性の修正により、一部のユーザーが頻繁にクラッシュに遭遇する問題を修正。この問題は、特に「HTML Validator」アドオンのユーザーが影響を受けたが、他のユーザーも一部の状況でこのクラッシュに遭遇していたという。
また、調査の結果、このクラッシュは過去にセキュリティ脆弱性として特定されたメモリ破壊によるものであることが判明したとして、脆弱性情報も公開。脆弱性としては、4段階で最も高い“最高”レベルの脆弱性であるとしている。
関連情報
■URL
Firefox 3.0.10リリースノート
http://mozilla.jp/firefox/3.0.10/releasenotes/
Firefox 3.0セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefox30.html
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・ 「Firefox 3.0.9」公開、合計9件の脆弱性を修正(2009/04/22)
( 三柳英樹 )
2009/04/28 13:38
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