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RD-G503のホワイトモデル
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東芝は8日、地上アナログチューナーを搭載しないDVDレコーダーの販売価格に私的録画補償金を上乗せしていないことを明らかにした。DVDレコーダーは補償金の対象機器だが、東芝では「無料デジタル放送のみを受信するDVDレコーダーを対象機器とするかどうかについては結論が出ていない」と指摘。この問題が解決するまでは、地上アナログチューナー非搭載のDVDレコーダーに対しては補償金を上乗せしないとしている。
今回の件について東芝では「補償金の対象かどうかが明確化されるまでは、消費者から補償金を徴収することができない」とコメント。同社は現在、私的録画補償金を管理する「私的録画補償金管理協会(SARVH)」と協議中だが、詳しい協議内容については明かせないとしている。なお、該当するDVDレコーダーは、2009年2月に発売された「RD-E303」と「RD-G503」の2製品。
今回の一件を「SARVHから話を聞いていた」という文化庁では、「(東芝も加盟する)電子情報技術産業協会(JEITA)が、『未解決の無料デジタル放送の録画に対しては、課金されないことを明確にすべき』と主張していたことを考えれば、一つの流れなのかと思う」とコメント。文化庁の立場としては、「メーカーとSARVHの話し合いが決裂したわけではないようなので、現時点では推移を見守っていきたい」としている。
関連情報
■URL
東芝
http://www.toshiba.co.jp/
関連記事:東芝、本体液晶で録画予約ができるDVDレコーダ「VARDIA」[AV Watch]
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20090122/toshiba1.htm
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( 増田 覚 )
2009/05/08 20:53
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