ドワンゴは12日、2009年9月期第2四半期(2008年10月~2009年3月累計)の連結決算を発表した。売上高は132億1000万円で前年同期比6.0%の増加にとどまったが、営業利益は4億1200万円で同1166.3%増、経常利益は3億8900万円で542.2%増とそれぞれ大きく増加。また、四半期純利益は2億1800万円で、前年同期の4億9300万円の損失から黒字転換した。
動画サイト「ニコニコ動画」を含むポータル事業の売上高は13億5800万円で前年同期比68.9%の増加だが、営業損失が8億8700万円に達し、前年同期の5億9400万円の損失からさらに赤字が拡大した。
「ニコニコプレミアム会員」からの有料サービス収入や広告収入など着実に売上に貢献しているが、登録会員数の増加に伴う設備投資や回線費用、サービス開発などの先行投資により、未だ収益の貢献には至っていないとしている。
3月末時点で「ニコニコ動画」の登録会員数は1193万7000人に達した。男女比率は、男性69%・女性31%だが、1年前の男性71%・女性29%と比べ、女性の比率が上がった。年代別では、40代以上の比率も上がっているという。同じく3月末時点で、「ニコニコ動画モバイル」の会員は337万8000人、有料の「ニコニコプレミアム会員」は31万1000人。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://info.dwango.co.jp/ir/news/article/2009/090512.html
決算説明資料(PDF)
http://info.dwango.co.jp/pdf/ir/news/2009/090513_ir.pdf
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( 永沢 茂 )
2009/05/13 19:29
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