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左からソースネクストの代表取締役社長松田憲幸氏とParamount Digital Entertainment副社長のAlex Carloss氏
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ソースネクストは、Paramount Digital Entertainment(パラマウント)が保持する「フォレスト・ガンプ」などの映画作品を視聴できる英語学習教材「超字幕」シリーズを開発し、USBメモリ形態で6月19日に発売する。価格は3490円。
ソースネクストでは、同社が発売したPCソフトタイトルをUSBメモリに収録した「Uメモシリーズ」を2008年9月に発売。発表時には初年度100万本の販売を目標としていたが、発売から約4カ月で100万本を突破。2009年3月末までに123万本以上を出荷した。
今回発表された「超字幕」は、パラマウントの映画作品を英語学習教材として利用したコンテンツ。シリーズ第1弾は「ドリームガールズ」「トランスフォーマー」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」など17タイトルを用意する。1作品すべてを2GBのUSBメモリに収録し、PCにインストールして再生する。通常の映画DVDとして視聴できるほか、字幕と対応したセリフ単位で再生が可能。再生時の字幕は、英語のみ、英語と日本語の両表示、日本語のみ、字幕なしの4種類で、ワンクリックで切り替えられる。
コンテンツには、46万語を収録する研究社の「リーダーズ英和辞典」と「リーダーズ・プラス」を搭載する。字幕に表示する英単語へオンマウス操作することで、単語解説がポップアップ表示するほか、ポップアップから辞書の起動も可能。再生スピードの変更やリピート再生、ビジネスや日常で利用できる言い回しを30個紹介する「厳選フレーズ 30」なども用意する。
覚えたいフレーズのお気に入り登録も可能で、登録したフレーズは「プライベート」や「ビジネス」などのラベル管理に対応。また、字幕に空欄を設けたリスニングテスト30問を用意。初級/中級/上級の3段階を提供し、間違えた部分のみをやり直せる機能を搭載する。これはソースネクストのタイピングソフト「特打シリーズ」の学習システムを活かした部分だという。
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6月19日に発売する17タイトル
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「超字幕」利用画面(開発中のもの)。字幕はDVDで表示されるものを利用している
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リスニングテスト画面
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お気に入り管理画面
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「超字幕」の機能
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「超字幕」の特徴
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著作権保護技術はWindows Media DRMを採用。画質は「DVDより多少劣る程度」とし、解像度は1024ピクセル×600ピクセル以上が推奨されている。対応OSはWindows Vista/XP SP2以降で、Windows 7にも対応保証する。CPUは1.33GHz以上、メモリはWindows Vistaで1GB以上、Windows XPで512MB以上。今回発表した17タイトルについては、トランセンドジャパンがハードを提供する。
14日に実施した発表会では、ソースネクストの代表取締役社長の松田憲幸氏らが登壇。松田氏によると、最初は映画のみ収録する話だったが「高い付加価値として学習ソフトをまぜた」という。今後「超字幕.com」という専用サイトを立ち上げ、ダウンロード販売も予定。初年度で100万本の販売を目指す。
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ソースネクストの代表取締役社長である松田憲幸氏
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「10日間で男を上手にフル方法」の実機デモ。画面は字幕を右側に表示させた場合
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「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のパッケージ
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関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://sourcenext.co.jp/pr/sozai/2009051401.pdf
■関連記事
・ ソースネクスト、PCソフトをUSBメモリに入れて販売する「Uメモ」(2008/08/27)
( 村田奏子 )
2009/05/14 19:03
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