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気象庁、XML形式で防災情報を配信する仕様を策定


 気象庁とXMLコンソーシアムは15日、気象警報や地震・津波情報などの防災情報を配信する「気象庁防災情報XMLフォーマット」(Ver.1.0)の仕様を策定した。気象庁のサイトで仕様や技術資料などを公開している。

 気象庁は、利用者のさまざまなニーズへの対応やシステム効率などの観点から、提供する情報の形式について、情報の種類ごとに固有の形式で定めているこれまでの方式に代えて、汎用性が高く、広く一般に普及しているXML形式を採用する。

 情報形式の検討および仕様の策定にあたり、XMLコンソーシアムの協力を得て作業を進め、また、仕様案に対する意見公募も実施した。「気象庁防災情報XMLフォーマット」の公開に先立ち、XMLコンソーシアムでは、数多くの動作環境において検証作業を行い、運用上の問題がないことを確認したという。

 「気象庁防災情報XMLフォーマット」の仕様の詳細、およびサンプル電文などは気象庁のサイトから無償で入手できる。気象庁では今後、今回の仕様に基づく防災情報の配信に向けて準備を進めるとともに、引き続きXMLコンソーシアムの協力を得て、仕様の普及に取り組む構え。配信開始は2010年度を予定する。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.jma.go.jp/jma/press/0905/15a/jmaxml20090515.html
  気象庁防災情報XMLフォーマット
  http://xml.kishou.go.jp/

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( 野津 誠 )
2009/05/15 19:42

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