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NTT Com、日米間ケーブル企業を買収。アジアには新ケーブル建設


「PC-1」のケーブルルート概要

「Asia-Pacific Gateway」予定ルート
 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は25日、日米間海底ケーブル「PC-1」を保有するPacific Crossing Limited(PCL)の買収を発表した。PCLの全株式を取得することで株主と基本合意し、株式譲渡契約を締結した。

 PCLが保有する「PC-1」は、総延長2万1000kmで、日米間の2ルートをリング構成で結ぶ海底ケーブル。NTT ComではPCLの買収により、日米間の保有回線をさらに強化し、トラフィック需要に応えていくとしている。

 また、NTT Comでは、アジア各国の通信会社と共同で新たな海底ケーブル「Asia-Pacific Gateway(APG)」を建設することで合意したと発表。25日に建設に関する覚え書きを締結した。

 APGは、アジア各国を接続する総延長約8000km、設計容量4Tbps以上の新たな海底ケーブル。経由地は日本、韓国、中国、台湾、香港、フィリピン、マレーシア、ベトナム、タイ。NTT Comのほか、韓国のKT、中国のChina TelecomとChina Unicom、台湾のChunghwa Telecom、フィリピンのPLDT、マレーシアのTelekom Malaysia、ベトナムのVNPTが建設に参加する。運用開始は2011年の予定。


関連情報

URL
  ニュースリリース(PCL買収)
  http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20090525_2.html
  ニュースリリース(APG建設)
  http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20090525.html

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( 三柳英樹 )
2009/05/25 18:15

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