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24の“健全”サイトで削除される不適切投稿、1日に合計2万5000件 |
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同制度は、青少年の保護および健全な育成と、ネットでのコミュニケーションのニーズの両立を図るために、2008年から運用が開始されたもの。審査の結果、運用管理体制が同制度の基準を満たすと認定されたコミュニティサイトは、携帯電話のブラックリスト方式（特定分類アクセス制限方式）によるフィルタリングサービスで制限対象から除外される。これにより、コミュニティサイトだからといって一律にフィルタリングされてしまう問題が回避される。2009年3月31日現在、「mixi」「GREE」「モバゲータウン」「魔法のiらんど」をはじめとする24サイトが認定を受けている。 2008年7月の審査受け付け開始から2009年3月31日までの申請件数は65件。うち、25件が認定を受けたが、このうち1件は事業譲渡により認定が取り消された。このほか、不適合とされたサイトが2件、制度の対象外だったサイトが3件、辞退が5件で、残りの30件はまだ審査中となっている。実際に認定を受けたサイトが申請から認定を受けるまでの平均日数は87日。今後、申請の増加にともない、さらに長期化することが予想されるとし、EMAでは審査体制の強化を図りたい考えだ。
EMAでは、認定サイトの利用状況についても報告している。24サイト合計の会員数は3月31日現在で延べ4838万人。1日あたりの総投稿数は2983万件で、年に換算すると約109億件。コミュニティサイトが、対面での会話や電話、メールなどと並ぶ重要なコミュニケーション手段となっていることを指摘している。 また、認定サイトの運営会社がサイトパトロールに充てている人員は、24サイトの合計で907人に上る。内訳は、最高責任者が24人（各サイトに1人）、監視主任者が135人、監視員が748人。こうした運用管理体制のもと、不適切投稿などに対して実施されたペナルティは、強制退会が1日あたり合計2253件、削除投稿が合計2万5083件に上った。また、利用者からEMAに対しても、認定サイトにおける規約違反投稿や不適切な広告表示に関する情報など合計1087件の通報が寄せられたという。
関連情報 ■URL ニュースリリース（PDF） http://www.ema.or.jp/press/2009/0528_02.pdf ニュースリリース（PDF） http://www.ema.or.jp/press/2009/0528_01.pdf ■関連記事 ・ EMA、コミュニティサイトの審査受け付けを22日開始（2008/07/18） ・ 携帯の“健全サイト”認定、GREEやMySpaceなど5サイトが取得（2008/08/29） ・ 「ヤプログ」が“健全サイト”認定、携帯フィルタリング除外へ（2009/03/02）
（ 永沢 茂 ）
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