米Time Warnerは28日、同社取締役会において、インターネット部門のAOLを分離する計画を承認したと発表した。この計画が完了すると、AOLは独立した公開企業となる。
Time WarnerとAOLは2001年に合併し、「AOL Time Warner」となった。その後、2003年に社名を「Time Warner」に変更。現在、AOLはTime Warnerの子会社にあたり、AOL株式の95%をTime Warnerが、残りの5%をGoogleが保有している。
Time WarnerのJeff Bewkes会長兼CEOは、「分離することにより、より大きな経営・戦略上の柔軟性が両社にもたらされる。AOLは、インターネットの独立したリーディングカンパニーとして、その可能性を達成するためのよりよい機会を得るだろう」とコメントしている。AOLのTim Armstrong会長兼CEOも、「AOLは、独立した公開企業になることで、コアビジネスが強化され、新しく革新的なサービスが提供される。戦略的な選択肢も増える」と述べている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.timewarner.com/corp/newsroom/pr/0,20812,1901397,00.html
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( 永沢 茂 )
2009/05/29 15:58
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