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PCのアイドルタイムからCO2排出量などを算出できるウィジェット


Power To Changeウィジェット
 日本ヒューレット・パッカード(HP)は4日、CO2削減による環境保護を訴えるWebサイト「Power To Change」の日本語版を公開した。PCの電源は入っているが未使用の状態(アイドルタイム)を計測するウィジェットも提供する。利用するにはユーザー登録(無料)が必要。

 「Power To Change」は、世界中で使用されているPCのアイドルタイムを短縮することで、エネルギーやコスト、CO2排出量の削減を目指すもの。世界中のユーザーへ参加を呼びかけるHPの環境保護活動のひとつだ。日本語版サイトのほかに、英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語で公開している。

 「Power To Change」ウィジェットは、Adobe AIRベースのデスクトップアプリケーションで、サイトから無償ダウンロードできる。対応OSはWindows Vista/XP/2000、Mac OS X 10.4以降。このウィジェットでは、PCのマウスとキーボードの動作からアイドルタイムを計測する。

 PCの電源を切るか、休止状態にすることで、1時間以上のアイドルタイムを発生させなかった場合、参加者の環境貢献度は100%となるが、アイドルタイムの発生量に応じて、貢献度が減少。その結果を、CO2排出量、自動車、エネルギー使用量に換算した数値を表示し、参加者のアイドルタイム短縮への意欲を促す。

 ウィジェットは「Power To Change」のサイトと連動しており、1日1回、貢献の結果をサイトへ送信する。サイトでは、世界中の参加者数と、参加者から送信された結果を閲覧でき、CO2排出量、自動車、エネルギー使用量に換算した結果を確認できる。参加者数とその結果は、地域別、国別に表示させることが可能だ。また、登録時設定した昆虫や植物のアバターが、参加者の増加に応じてサイト上に登場する仕掛けもある。


Power To Changeのサイト

関連情報

URL
  Power To Change
  http://www.hp.com/powertochange/

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( 野津 誠 )
2009/06/05 14:23

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