デザインから宛名まで、年賀状作りが簡単にできる!
「はがきデザインキット2011」
●こんなところが便利!
ビジネス用にも使えるテンプレートや干支の素材が1000種類以上あり、ドラッグ&ドロップで簡単にデザイン可能。あて名作成機能もあるので、住所データさえあれば、2011年用の年賀状作りができる。
■はがきデザインキット2011 著作権:郵便事業株式会社 動作OS:Windows 7/Vista/XP http://www.yubin-nenga.jp/ |
●簡単操作でキレイな年賀状
今回は「年の瀬でやることが多いのに、さらに年賀状の準備が手つかずで、頭の片隅がモヤモヤしている……」という方に、「はがきデザインキット2011」をご紹介しよう。
「はがきデザインキット2011」。動作には、インターネットに接続した環境と、Adobe AIRが必要 |
「はがきデザインキット2011」は、年賀はがきでおなじみの郵便事業株式会社が提供している、無料の年賀状作成ツールである。はがき面のデザイン、住所録管理、印刷までサポートしており、干支のイラストや、すぐ使えるプライベート用からビジネス用のテンプレートが1000種類以上、年賀状に便利なフォントも用意されているので、すぐ年賀状が作れるのが特徴だ。
●直感的な操作ですぐデザイン
素材はドラッグ&ドロップで簡単に配置でき、手書きのイラスト、テキスト、プリセットされたスタンプ、写真など、GIF、JPEG、PNG形式のオリジナルの素材などと組み合わせてデザインできる。拡大縮小、回転、透明度の調整、グループ化、トリミング、左右反転、重なり順の変更、整列、スタンプツールのカラー変更など、操作は直感的。気に入らないときは取り消しややり直しも可能だ。
作成途中の保存機能もあり、ローカルフォルダに保存できるので安心。とにかく干支の素材が豊富なので、面倒臭がりの方なら、用意されたテンプレートを1つドラッグ&ドロップして、印刷すれば、わずか2ステップでデザインは終了だ。
初回起動時にはがきの種類を選択する。年賀はがきだけでなく、郵便ばがきやかもめ~るにも使える | はがきの種類を選んだら、テンプレートのスタイルを指定する |
はがきの向きを選ぶ | 「素材」タブから選んだテンプレートに、フリーハンドの文字やテキスト、スタンプ、オリジナルの画像などを重ねることができる |
●あて名面は、CSVファイルのインポートも可能
「あて名面作成」タブを選択すると、あて名の管理画面に切り替わる。宛先1件につき、自宅用と会社用の2種類を登録でき、いずれも連名に対応している。差出人も複数登録できるので、用途に応じて使い分けられる。CSVファイルのインポートもサポートしており、作成した作成した住所録は、CSVファイルとしてエクスポートできるので、バックアップにもなる。
あて名のレイアウトは位置調整やサイズ変更が柔軟で、整列機能も用意されている。嬉しいのは、あて先ごとに印刷プレビューが表示され、個別にレイアウト調整ができるところだ。フォントサイズが小さすぎてバランスが悪いと感じたら、その部分だけ拡大するなどして、調整できる。
あて名作成画面。自宅と会社の両方を入力できる。ただし、電話番号、FAX番号、Eメールといった情報入力欄は見あたらない | 作成したあて名は一覧で管理できる |
あて名のレイアウトはマウス操作で調整 | 印刷時には、1枚ずつ見栄えを調整できる |
年賀状ツール選びが面倒でまだ何もしていないという方は、このアプリで十分では、と思えるほど簡単かつ便利なツールだが、注意点もある。
例えば、CSVファイルを読み込む際の住所の割り当てだ。「はがきデザインキット2011」側の住所は「郵便番号」「都道府県」「市区町村」「番地等」「建物名」の5項目に分かれている(自宅、会社は別)。もし読み込むデータ側の住所が「住所1」「住所2」のようなまとまりの場合は、割り当てに悩むことに。移行前のソフトウェアで変更可能かどうか確認したほうがいいだろう。
また、あて名や差出人に、電話番号、FAX、URL、Eメールアドレス入力欄は用意されていないため印字できない。年賀状で連絡先を伝えたい方は気をつけよう。
CSVファイル読み込み時の項目割り当て画面。住所の保存形式や、メールアドレスなど引き継げない情報があることに注意したい |
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2010/12/22 06:00
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