指定フォルダ内のファイル一覧をCSVやXMLで出力できる「Put File List」


こんなところが便利!

 フォルダを指定するだけで、内部のファイルの一覧表を作成し、CSVやXML形式で書き出せる。拡張子やファイルサイズ、作成日時、更新日時、ファイル属性なども出力設定から選べる。


■Put File List
  著作権:KADDISS(カディス)
  動作OS:Windows 7/Vista/XP
  http://kaddiss.com/



ファイルの一覧を手間なく瞬時に生成

 ドキュメント整理のため、フォルダ内の保存ファイル全体を一覧で見たいという場合があるだろう。また、プログラム等の説明資料を作成する際に、特定のフォルダに含まれるファイルの一覧が欲しい場合もある。このとき、目視と手動入力では効率が悪いばかりか、間違いも発生しやすい。そこで活用したいのが、ファイルの一覧を自動作成してくれるツールである。

起動時の「Put File List」。Windows XP は、Microsoft .NET Framework 2.0が必要。また、Vista、XPの64bit版には非対応

 フォルダに含まれるファイルの一覧を、個々のファイルの情報を添えて出力できるツールが「Put File List」だ。出力方法は、ウインドウかファイルで、さらにタブやカンマ区切りのCSV形式、もしくはXMLが選択できる。

 一覧を作成するには、[フォルダの選択]から一覧を作成したいフォルダを指定する。フォルダを、エクスプローラからドラッグ&ドロップしてもよい。

 一覧として出力する情報や属性は、[出力設定]の[出力設定画面表示]から選べる。「ファイル名」「ファイル名(拡張子なし)」「拡張子」「読み取り専用ファイル属性」「隠しファイル属性」「システムファイル属性」「ファイルサイズ(KB,MB,GB表記)」「ファイルサイズ(バイト表記)」「作成日時」「更新日時」「アクセス日時」「ファイルのフルパス」「フルパス+ファイル名」が指定可能で、列の表示順はドラッグ&ドロップで変えられる。

 ファイルに保存する前に内容を確認したいときは、[一覧をウインドウで表示]を選ぶ。ウインドウ内に表示されたデータは、コピーできるので、部分的に情報が必要な場合などに活用できる。

 ファイルとして保存するときは、[一覧をファイル出力]で、CVSまたはXML形式のいずれかを選択し、保存先を指定すれば完了だ。ファイル名には作成年月日が自動的に付与される。

 なお、処理できるフォルダは指定したフォルダ1つだけで、内部にサブフォルダを含む場合は認識されないので注意しよう。

フォルダをドラッグ&ドロップすると、含まれるファイルを表示する。画面は「Put File List」のフォルダの例画面は横にスクロールできる
ファイル一覧の出力設定画面。表示したい項目にチェックを入れるファイル保存前に、ウインドウ表示で確認できる。このままコピーも可能
ファイルはCSVまたはXML形式で保存できる

関連情報

2011/6/1 11:43


すずまり
プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。カメラを中心にガジェットを好む。趣味は写真と料理。
主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。ど。