趣味のインターネット地図ウォッチ
東京・渋谷で「ジオ展」初開催、地図/位置情報関連のソリューションを提供する6社が集結
2016年10月27日 06:00
地図/位置情報サービスを提供する株式会社ゴーガ、インクリメントP株式会社、NTT空間情報株式会社、ESRIジャパン株式会社、株式会社ナイトレイ、株式会社ヴァル研究所の6社が11月1日・2日、共同イベント「ジオ展」を開催する。会場は、ゴーガのオフィス(東京都渋谷区)。地図/位置情報関連のソリューションを導入を考えている企業や自治体に向けたものであると同時に、関連業界への就職を希望する学生や求職者も対象としている。参加申し込みは、同イベントの案内ページの記入フォームから行える。また、直接会場に訪れた場合でも、混雑していなければ入場可能とのこと。
インクリメントPは、法人向けの「MapFan API」および「MapFan SDK」を出展するほか、API/SDKの活用事例として、多言語対応の地図を活用したデジタルサイネージソリューションも展示する。各種空間情報データの販売および空間情報データのクラウド配信を提供しているNTT空間情報は、一般企業向けにクラウド配信の「GEOSPACE CDS」、2016年7月にリリースした新サービス「GEOSPACE API」の展示を行う。
GISプラットフォーム「ArcGIS」で知られるESRIジャパンは、さまざまな業界や業種に特化したデモンストレーションを用意する。ナイトレイは、訪日外国人観光客の行動分析を行えるSNS解析サービス「inbound insight」の体験会および相談会を実施する。ブースのデモ画面にて、同サービスをどのような場面で活用できるかをスタッフが説明するという。ヴァル研究所は、企業が保有するデータやコンテンツと自由に連携できる全国路線図API「駅すぱあと路線図」を展示する。
ゴーガは、Google Mapsのプレミアパートナーとして、法人向けAPIの販売および実装サービスを提供するとともに、各種アプリ開発や地図/位置情報関連の製品販売、OpenStreetMap、MapBox、CARTOなどの活用支援も行なっている。同社の代表取締役を務める小山文彦氏によると、同社は昨年12月に渋谷に移転して、移転先ビルのセミナールームで自社セミナーを何度か開催しているが、想定以上に出席率が高かったため、今回のような共催展示会の開催を思いついたという。
「地図ソリューションにはまだ正解がありません。すべてのソリューションに得意不得意が存在しており、不適当なソリューションで進めてしまうと実現までに余計な時間やコストがかかり、十分なユーザー満足度が得られないということになりかねません。ジオ展に来ていただければ、一度に6種類の回答を得ることが可能です」と小山氏は語る。
今回の展示会で参加者から好評を得られたら、可能であれば規模を大きくして次回以降も開催していきたいとのことで要注目だ。地図を活用したソリューションの導入を検討している人や、地図業界への就職を検討している人は参加してみてはいかがだろうか?