画面で見るiPadの設定

家庭内無線LAN設定(NECアクセステクニカ編)


 iPadでは、無線LANの設定時に、各メーカーが提供しているボタン方式のカンタン接続設定機能が利用できない。そこで各メーカーの無線LAN機器ごとにiPadでの無線LAN接続方法を画面キャプチャーで紹介する。

今回の対象モデル

 今回紹介する方法はNECアクセステクニカの「Aterm」シリーズでの設定となり、主に以下の機種が対象となる。ただし、設定情報の記載場所などが若干異なるだけで、基本的な設定については、以下の機種以外でも応用可能だ。

【主な対応機種】
WR8100N、WR8150N、WR8200N、WR8300N、WR8400N、WR8500N、WR8700N、WR8170N

 また、NECは6月28日にiPadの接続確認情報iPadの接続手順ガイドをAterm製品関連のポータルサイト「AtermStation」で公開した。合わせて参照してほしい。

NECアクセステクニカのAterm WR8170N(HPモデル)。IEEE802.11n/b/gに対応した無線LANルーター。遠くでも電波が届きやすいハイパーロングレンジモデルで、簡易NAS機能やメディアサーバー機能を搭載。外出先からのリモートアクセス向けにWake on LAN機能やダイナミックDNS機能なども搭載する

設定情報を確認する

【設定情報を撮影】
Atermシリーズでは、背面、もしくは底面に無線LANの設定情報が記載されている。iPadに入力する必要があるので、携帯電話などで写真を撮影しておく
【SSIDと暗号キーを確認】
設定情報を確認する。背面にはさまざまな情報が記載されているが必要なのは「SSID」と「暗号キー」の2つの情報。プライマリとセカンダリに同じ情報が存在するが、セカンダリは主にゲーム機などを接続するためのセキュリティレベルの低い設定。iPadの接続にはプライマリを利用する

iPadの設定開始

【設定開始】
iPadで「設定」を起動。iPadを起動し、ホーム画面の「設定」をタップ
【Wi-Fi設定を表示】
設定画面が表示されたら、左側の一覧から「Wi-Fi」をタップ。Wi-Fiとは無線LANの呼び方の一種
【SSIDを選択】
近くに存在するアクセスポイントの一覧が表示される。冒頭で確認した機器のSSIDと同じもの(ここではWARPSTAR-3E7BAB)をタップ。なお、他のSSIDは別の家庭で使われている無線LAN機器のものとなるため間違って接続しないように注意
【暗号キーを入力】
暗号キーを入力。機器に記載されている「暗号キー」を入力。英字は大文字と小文字の違いに注意して入力する
【接続完了】
接続が完了すると、SSIDにチェックマークが付き、左上の「iPad」の右に無線LANの電波状態を示すアイコンが表示される
【接続できるかをテスト】
「Safari」でWebページを表示できれば設定完了。設定情報は保存されるため、次回以降は自動的に接続される

補足情報:接続に失敗したときは……

 万が一、接続に失敗した場合は以下のような原因が考えられる。特にSSIDや暗号キーが標準設定から変更されている場合は、設定画面からSSIDと暗号キーを確認する必要がある。

(1)間違ったSSIDを選んでいないか?
→本体背面のSSIDをもう一度確認

(2)暗号キーを間違って入力していないか?
→暗号キーを再確認(大文字で入力)

(3)電波状況に問題はないか?
→アクセスポイントの近くにiPadを移動して設定

(4)設定情報が標準から変更されていないか?
→設定画面を利用してSSIDと暗号キーを確認

【接続失敗】
接続に失敗するとこのような画面が表示される。機器の設定画面で暗号キーを確認し、再度接続し直す
【設定画面表示】
ネットワークに接続されたパソコン(有線LANでも無線LANでもかまわない)でブラウザを起動し設定画面にアクセス。ルーターモードのときは「http://192.168.0.1」、アクセスポイントモードのときは「http://192.168.x.211(xはルーターから配布されたIPアドレス)」で表示
【SSIDと暗号キーを確認】
設定画面左のメニューから「無線LAN設定」を選択すると設定情報を確認可能。暗号キーは画面下の方にスクロールすると表示される

 なお、設定画面が表示できないときは、以下のURLを参考に動作モードを確認したり、設定画面の表示方法を確認する。

参考URL:Aterm Q&A クイック設定Webを起動したい
https://121ware.com/aterm/regist/qa/qa/00008.asp


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(清水 理史)

2010/6/30 06:00