2009/09/07~09/13
10日にアップルが「iPod」シリーズの最新モデルを発表したが、注目が集まったのは動画撮影が可能になった第5世代「iPod nano」だろう。これまでは静止画撮影機能もなかったため、一歩飛び越して動画へ行ったような印象を受ける。
動画撮影のファイル形式はH.264で、音声はAAC。解像度は640×480ドットで、フレームレートは最大30fps。新たにマイクとスピーカーも搭載した。光学ズームやオートフォーカス、手ぶれ補正はない。万華鏡やサーモメーターなど、15種類のエフェクトを備えている点も興味深い。
また、FMチューナーを搭載した。ワンクリックで15分までの一時停止が可能な「ライブポーズ」機能を備える。さらに、同日発表された「iTunes 9」との連携で、楽曲リコメンド機能「Genius」も利用可能。加えて、最大12個のプレイリストをiTunes上で自動作成してくれる「Genius Mix」機能も利用できる。
「iPod touch」には、64GBモデルが新たに追加された。最新OS「iPhone 3.1」を標準搭載。32/64GBモデルでは、従来モデルから処理速度が最大50%向上したほか、「OpenGL ES 2.0」への対応でグラフィック処理も向上したという。
アップルのサイトにある「iPod touch」のページを見ると、携帯音楽プレーヤーよりむしろ、携帯ゲーム機としてアピールしているように感じる。前述のグラフィック処理向上をはじめ、加速度センサーやマルチタッチ、Wi-Fi、Bluetoothなどの機能を利用した新しいゲーム体験を謳う。
◆“新生GyaO!”開始、Yahoo! JAPANとの相乗効果で黒字化目指す
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090907_313590.html
7日、ヤフーと子会社の株式会社GyaOは、無料動画配信サイト「GyaO! Presented by Yahoo! JAPAN」と、有料動画配信サイト「GyaO!ストア Presented by Yahoo! JAPAN」を開設した。コンテンツホルダーから提供され、著作権をクリアした映像を配信することで、2010年早期の黒字化を目指す。
◆最大5台のPCでコンテンツを共有できる「iTunes 9」公開
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090910_314567.html
10日、アップルはコンテンツ管理ソフト「iTunes 9」を公開した。iTunesに保存してあるコンテンツを、最大5台のPCで共有できる「ホームシェアリング」や、アーティストの画像や動画などの情報を表示できる「iTunes LP」、楽曲のリコメンド機能「Genius」も強化。「Genius Mix」機能などを追加した。
◆アップル、最新OS「iPhone 3.1」搭載のiPod touch新モデル
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090910_314580.html
アップルは、IEEE 802.11b/gの無線LAN機能を持った「iPod touch」の新モデルを発表した。8GBモデルが1万9800円、32GBモデルが2万9800円、64GBモデルが3万9800円。OSには、「iPhone 3.1」を標準搭載。「iTunes 9」と連携して、最大12個の楽曲プレイリストを自動生成する「Genius Mix」機能や、「App Store」でダウンロードしたアプリケーション情報をもとに、最適なアプリケーションを紹介する「Genius for Apps」機能を提供する。
◆アップル、動画撮影に対応した第5世代「iPod nano」などを発表
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090910_314557.html
アップルは、動画撮影に対応した第5世代「iPod nano」などを順次発売する。価格は、Apple Storeの場合で8GBモデルが1万4800円、16GBモデルが1万7800円。第5世代iPod nanoでは、新たに動画撮影が可能なカメラに加え、マイクやスピーカーを内蔵する。また、「iPod shuffle」は、2GBモデルを5800円で、4GBモデルを7800円で発売。「iPod classic」では、HDD容量を従来の120GBから160GBに強化した。価格は2万4800円。
◆Open Book Alliance、Googleブック検索和解案へ反論する意見書
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090909_314352.html
8日、Open Book Allianceは、ニューヨーク南部地裁に対して、Google Book Search(Googleブック検索)和解案に反論する意見書を提出したと発表した。和解案がGoogleの独占を促進し、市場競争を阻害することで消費者に害をもたらすと主張。Googleがスキャンした書籍のデータベースを他の企業や団体に対して無償あるいは適当な価格でライセンスすることを義務化すべきと提案している。
◆米Google、絶版書籍販売インフラを第三者に提供と発表
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090911_314933.html
10日、米Googleは絶版となっている書籍をGoogle Booksで公開することに関して、その販売インフラを第三者にも提供すると発表した。Google Booksの中で著作権期限が有効だが絶版となっている書籍、また権利者が確定していない絶版書籍に関して、Googleがデジタル化した書籍データのホスティングを行い、第三者、例えばAmazonやBarnes & Noble、書店などにアクセス権を公開する。第三者は、このインフラを利用することで、絶版書籍の販売を行うことができると説明している。
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(編集部)
2009/9/14 11:00
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