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AIスピーカーの発売とともに、「暮らしのIoT市場」が始動

AIスピーカーの発売とともに、「暮らしのIoT市場」が始動

 10月3日から6日まで、千葉県幕張メッセで開催されたコンシューマーテクノロジーの総合展示会CEATECが閉幕した。ここではさまざまなIoT、AI、ロボティックスなどの技術や製品が一堂に会した。各媒体に掲載するされた記事は今週の「週間ニュースインデックス」に整理をしたので、参考までにご覧いただきたい。写真なども多く掲載されている記事が多い。

 さて、これらのニュースに目を通して行くと、住宅でのICT技術の応用に関する提案が多いことに気づく。先月は、暮らしのIoTを推進するということをコンセプトとしたコネクティッドホームアライアンスという業界団体が立ち上がり、にわかに活気づき、今後の大きなマーケットとして期待できそうだ。今週も、引き続き、こうした動きにまつわるニュースが多いように感じる。特に、IT企業が旗を振るだけでなく、不動産会社、住宅設備メーカーが取り組んでいるところも興味深い。

 さらに、グーグルがAIスピーカーのグーグルホームを発表し、アマゾンエコーの年内発売がうわさされている段階である。とりわけ、先ごろ米国で発売された新型のエコーでは家庭内の機器を制御するために、ZigBee(ジグビー)という近距離無線通信プロトコルに対応していて、他の家庭機器のハブとなる戦略が見えてきている。こうした機能や内蔵される音声ユーザーインターフェースを「住宅用OS」のように表現している記事も見受けられるが、これをOSと言うのはちょっと大げさかとも思いつつも、少なくとも住宅という場面を考えると、パソコンやスマートフォンなどと同じようなディスプレー、キーボード、マウス、タッチパネルに変わるユーザーインターフェースを提供するソフトウエアとしては必要性は高まるだろう。問題はどれだけの制御可能な機器が登場し、どれだけのアプリケーション(スキル)が登場するかということが今後の注目点とも言えるだろう。

ニュースソース

  • マンションの玄関と宅配ロッカー、顔パスで解錠[日本経済新聞
  • ライズ、AIで家電を操作できる「スマート住宅」[日本経済新聞
  • 東急不動産、IoT住宅を積極展開--「Google Home」無償提供も[CNET Japan
  • 「住宅用OS」を制しつつある「Alexa」--新製品に見るアマゾンの戦略[CNET Japan
  • LIXILがCEATECに初出展、住宅のスマート化推進[日経テクノロジー

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