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ウソ&お馬鹿ネタも3D&Twitter化? エイプリルフール特集2010
嘘をついても良いとされる4月1日――─そう、エイプリルフールが今年もやってきた。「こんなに作り込んでいたら、本業に差し障りがあるのでは?」と心配してしまうほどの強力ネタが2010年も勢揃いしている。その趣向の数々を、実際の目で確認してみよう。
なお、2010年4月1日の1日限定で公開される企画も多く、またアクセス集中により表示されない場合もある。あらかじめご了解いただきたい。
●本日限り! ウソ満載サイト徹底紹介
それでは早速、各種のエイプリルフール企画を見ていこう。2010年人気のネタは、どうやら3DとTwitterで決まりのようだ。年に1度のお祭り騒ぎとあって、一時的に閲覧しづらくなっているWebサイトもあるようだが、慌てず、急がずチェックしてみよう。
■「セミファイナリストファンタジア」売却先募集のお知らせ(アイレムソフトウェアエンジニアリング)
http://www.irem.co.jp/
超大作MMMMUSO ファンタジーRPG「セミファイナリストファンタジア」の開発中止および事業売却がテーマ。公式サイトの作り込みにも驚かされるが、シリーズの1作「~暗黒女王の嘘泣き伝説~」がPS3向けの3Dコミュニティ「PlayStation Home」で実際にプレイできるのは本当とのこと。4月1日限定企画で、東京・池袋のヤマダ電機で体験イベントも実施する。
■円谷ッター(円谷プロ)
http://m-78.jp/
ウルトラサインの代用として利用されているというTwiiter風サービス「円谷ッター(ツブッター)」。ウルトラ兄弟やマグマ星人らが、ヒーローや悪役という本分とはおよそ無関係につぶやいている。さらに「カネゴンの78ちゃんねるまとめブログZ」で円谷ッターの詳細を第三者的にまとめるという2重の構造。
■トラえもんチャンネル(ドラえもんチャンネル)
http://dora-world.com/
ドラえもん公式情報サイト「ドラえもんチャンネル」では、ここ数年エイプリルフール限定で「スネ夫チャンネル」が運営されてきた。しかし今年は勝手が違う模様。虎柄のドラえもん、“トラえもん”がフィーチャーされている。画面遷移時には、主役の座(?)をおろされたスネ夫が泣きながらプルプルしている様子も…。あ、そういえば今年は寅年か! なるほど!
■デイリーポータルZ
http://portal.nifty.com/
デイリーならぬ「デリーポータルZ」というダジャレを展開するためだけに、スタッフ数名が本当にインドへ渡航。その一部始終を随時レポートするという。このほかにも、現在閲覧できる記事をすべてエイプリルフール仕様に差し替えるという暴挙にも挑んでいる。
■eiga.com
http://eiga.com/
映画情報サイト「eiga.com」のTOPページは、3D対応を筆頭としたエイプリルフール要素満載。超有名プロゴルファーやアレで逮捕された奔放俳優の顔写真とともに新作映画「人間失格」を紹介するなど、なかなか辛辣。そのほかにも小ネタ満載だ。
■gooは、エイプリルフールに反対します!
http://www.goo.ne.jp/special/20100401/
加熱する一方のエイプリルフール情勢に一石を投じるか。ウソ・ムダ・ネタを完全否定して生まれたのは……goo 3D、教えたい! goo、ストリート魚マップの3つ。脱力感溢れる画像が見どころ。
■Impress Peach Headline(Impress Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/headline/uocchi10/
手前味噌ながら、毎年ご好評を頂戴しておりますImpress Watchエイプリルフール企画。人間グループウェア「ヨイボウズ」を筆頭に、IME「愚愚流 弐奔呉柔力」、米Gooqle社による「Antroidケータイ」などのネタをご用意いたしました。
■とある会社の超電磁砲<レールガン>(さくらインターネット)
http://www.sakura.ne.jp/
今年一番のサプライズはこれ? アニメ「とある科学の超電磁砲」のキャラがさくらインターネットに大挙登場。サービス名の接頭辞にことごとく「とある」が付けられていて笑える。ロゴジェネレーターも試してみよう。
■ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/http://blog.nicovideo.jp/niconews/2010/04/007053.html
「ニコニコ大会議」などでさんざん言及されてきたサービスの黒字化。それがついに達成されたという。TOPページを見ると……あー、そうですね。確かに黒字化してますわかります。文字が黒字化してるんですね。
■2ちゃんねる ニュース速報
http://tsushima.2ch.net/news/
一見すると何の変哲もないページだが、とりあえず下にズズっとスクロール。すると思わず「目が! 目がー!!」と叫びたくなるほど読みづらい赤・青2色表示の3D対応本文がお目見え。なおページ右上の「3D表示OFF」をクリックすれば通常表示へと戻る。
■3D版 Yahoo! JAPAN
http://event.yahoo.co.jp/20100401/3d_first/http://event.yahoo.co.jp/20100401/eco/
ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」の3D対応自体は、それほど驚くべき事ではないかもしれない。ただし、その方向性は独特。飛び出しはするが、あくまでもイラスト的なのだ。「映像トピックス」の部分にもネタが仕込まれているので注目しよう。なお、アクセス過多のため、「省エネ版」が公開されている。
■Google しりとり β
http://www.google.co.jp/intl/ja/landing/shiritori/
http://googlejapan.blogspot.com/2010/04/google_01.html
http://googlejapan.blogspot.com/2010/04/google.html
Googleもまたエイプリルフール企画を大量展開。リアルタイム検索の結果として“しりとり”を表示してくれる。その他にも音声入力の動物鳴き声対応、ドラム風新型キーボードなどビジュアル面でのインパクトも強い。
■Googleマップ 3Dストリートビュー
http://maps.google.co.jp/
こちらもGoogleだが、通常のGoogleマップで、ストリートビュー画面にすると、ズームバーの下の人形アイコンに3Dメガネが装着できるようになっている。3Dメガネを装着させると、ストリートビュー画面が3Dになる。
■@niftyトップページ3Dベータ版
http://www.nifty.com/3d.html
インターネットのポータルサイトにも3Dの波が到来。赤・青フィルム方式の3Dメガネに対応している。なお、このページでは、@nifty内で公開されているその他のエイプリルフール企画も紹介されている。
■livedoor ディレクターブログ 仕事を効率よく行う為の基本的なPC環境作り【完全版】
http://blog.livedoor.jp/ld_directors/archives/51425386.html
ポータルサイト「livedoor」のTOPページからリンクされている記事。タイトルおよび本文はごくまじめなものだが、写真はバカさ加減が炸裂。萌え壁紙用をあわせ、モニター10台で構築したディカプルディスプレイ環境などを披露している。
■マイドゥ(バイドゥ)
http://www.baidu.jp/
検索エンジン「バイドゥ(百度)」のブランド名が変更。営業職ならだれもが一度は使ったことのある「毎度」、つまり「マイドゥ」となった。ロゴもきっちり変更されている。
■フジテレビ
http://www.fujitv.co.jp/april2010/
フジテレビの公式サイトにアクセスすると、検索エンジン風のページに突如リダイレクト。キーワード検索もきちんと行える。数十秒待つと通常ページに戻るので安心だ。
■ベクターコーポレートサイト エイプリルフール2010
http://fool.vector.co.jp/
オンラインソフト販売のベクターでは、企業概要ページを4月1日仕様に一新。真面目な振りして実はお馬鹿という、ある意味エイプリルフールの王道を進む記事が豊富に掲載されている。「蕪式情報」は序の口だ。
■はてなブックマークニュース
http://b.hatena.ne.jp/articles
はてなでは自社サービスにまつわるエイプリルフールネタを展開。うそメモはてな、はでなスター、うごかないメモ帳の魅力とは果たして?
■シーサー株式会社ソーシャルゲーム(?)参入?!「シーサー農場」はじまります!
http://seesaa-farm.seesaa.net/http://info.seesaa.net/article/145272927.html
無料ブログでおなじみのシーサーも、昨今のソーシャルゲーム人気を踏まえてついに腰を上げた。4月1日正午になんらかの動きがあるようなので、注目しよう。
■サイボウズ Office 0(ラブ)
http://products.cybozu.co.jp/office/uso/
グループウェアで知られるサイボウズから、社内恋愛促進を図る新製品が登場。ツンデレOLが描かれたこちらのページだけでなく、製品概要や導入事例、FAQも覗いてみよう。それはまるで、結婚情報サイトそのもの。
■しっくす・アパートの部屋(シックス・アパート)
http://campaign.sixapart.jp/aprilfool/
http://www.sixapart.jp/news/2010/04/01-0000.html
ブログ構築ツール「Movable Type」で知られるシックス・アパートの企画ページ。むやみにスクロールする文字、過剰なGIFアニメなど、国内インターネット勃興期を彷彿とさせるページがお出迎えしてくれる。専用カスタムテーマも配布中だ。
■オバマ米大統領、.obama取得失敗!.hawallの申請検討(インターリンク)
http://www.interlink.or.jp/obama2
プロバイダー「インターリンク」のネタは、昨年に引き続きオバマ大統領。「.obama」ドメインの取得に失敗したため、今度は「.hawaii」獲得に乗り出したのだとか。
■HOME'S賃貸
http://rent.homes.co.jp/
賃貸情報サイトのエイプリルフールは壮大。月をはるかに飛び越え、木星や土星の賃貸案内も掲載している。ちなみに、4月1日中に現地で申し込むことが必須となっている。いや無理ですから。
■ねんどろいど刑事2(グッドスマイルカンバニー)
http://www.goodsmile.info/
「ねんどろいど」シリーズのフィギュアでおなじみの企業が、今年もエイプリルフール企画を実施。初代ねんどろいど刑事と三代目が邂逅する劇場版最新作がまもなく公開予定という。場面写真もきっちりと用意。
■やる夫が宅配DVDレンタルを始めたようです(ぽすれん)
http://posren.livedoor.com/guide/yaruo.html
DVDの郵便レンタルサービス「ぽすれん」の4月1日限定ガイド記事。やる夫が出てくるため、ふざけた内容を想像しがちだが、なかなかどうしてしっかりしたサービス解説記事になっている。
■パニャザキ 春のパンャまつり2010(スカッとゴルフ パンヤ)
http://www.pangya.jp/event/2010eipuriru/
http://pangya-staff.blog.so-net.ne.jp/2010-04-01
オンラインゴルフゲームの公式サイトが、なぜか某社のパン祭りをイメージさせる告知ページに。2万4000点分のシールを集めると、5秒で書けそうなイラスト入りのお皿がもらえる。対象商品の写真もかなり凝っている。
■RagnaROCK FESTIVAL 2010(ラグナロクオンライン)
http://www.ragnarokonline.jp/news/event/aprilfool2010/
こちらもオンラインゲームの公式サイトのはずだが、ロック、パンク、メタル系の音楽ライブ告知に差し替え。ようするに“ロックフェス”というダジャレ、なのかな?
■クレヨンしんちゃん おバカ大忍伝 すすめ!カスカベ忍者隊!
http://www.shinchan-game.com/ds/ninja/
ニンテンドーDS用ゲームの公式サイト。本来なら脇役であるはずのマサオくんが前面に登場した「クレヨン マサオくん」が本日限りで登場中。プレゼント壁紙も特別仕様になっているという。
■劇場版 銀魂 新訳紅桜篇
http://wwws.warnerbros.co.jp/gintama/
週刊少年ジャンプで連載中のコミックが原作。主人公の坂田銀時氏が「3月25日でテレビシリーズも終了したし、もういいんじゃね?やーめた、俺降りるわ。」ということで、劇場版では主役交代。サブキャラの志村新八をメインに据えた「劇場版 新八」になり、新ロゴもすでに作られている
■Angel Beats!
http://www.angelbeats.jp/
4月スタートのアニメ。タイトルから“B”だけを外した「Angel eats!」というダジャレで、コンビニ弁当の企画を紹介中。ステーキ・サンマ・味噌カツというかなり極端な組み合わせだが、作品本編を見るとその意味がわかったりするのだろうか?
■クイーンズブレイド
http://queensblade.net/
お色気度の高い女性キャラクターが多数登場する対戦型ゲームブック「クイーンズブレイド」の公式サイト。夢と爆乳の溢れる魔法の王国「クイーンズランド」がオープンするという。「お友だちところしあいもかのうだよ」とか平気で書かれている。残虐イラストもあるので、小さなお子様は見ないように!
■ガンガンOFFLINE(ガンガンONLINE)
http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/special/april.html
スクウェア・エニックスのオンライン漫画サイト「ガンガンONLINE」による新たな挑戦。それは8162ページにも達する新漫画誌の創刊だった。他の漫画誌とのボリューム比較写真にも思わず唖然? ゲーム化・実写化などタイアップの話題も。
■はにわっく・坂神(まにあっく阪神)
http://www.hanshin.co.jp/railfan/
阪神電気鉄道おなじみの4月1日ネタ。TOPページの写真にマウスオーバーすると、鉄道がなぜか赤化。これは伊世・志魔直通の新車両「新2000系」に搭載された「虎ンザム・インバータ」のイメージしたものという。その他文字ベースの小ネタも楽しい。
■沿岸バス
http://www.engan-bus.co.jp/
おもに北海道内で運行する長距離バス会社。女装男子、いわゆる“オトコの娘(こ)”のキャラクターイラスト入りチケットを発売するのは冗談…かと思いきや、5月1日から本当に発売するようだ。ウソかホントかよく分からない。
■GMOとくとくBB
http://gmobb.jp/muscle/
TOPページのすべてがマッチョ仕様。ボディビルダーがポースを決め、キャッシュバックならぬ“マッスルバック”をアビールしている。ある意味、かなり挑戦的な比較広告も掲載。
■ロリポップ! ザ・ムービー
http://event.lolipop.jp/movie/
レンタルサーバー「ロリポップ!」の初代マスコットキャラ、ロリポおじさんが映画化。とぼけたストーリー、ズレたビジュアルセンス炸裂のキャスト陣など見どころ多数。上映館リストまで作られている。
■特別企画 ハマコー“新党だう”結成か!?(楽天政治)
http://seiji.rakuten.co.jp/contents/aprilfool2010
政治献金サイト「楽天政治」のエイプリルフール企画。元政治家の浜田幸一氏が「新党だう」を結成したと報じている。冗談記事ではあるが、「結党のことば」自体は至極まっとうな内容。
■あの埋蔵金が出た!かも 会員の口コミ情報で発覚!(ロココム)
http://www.lococom.jp/sp/loco_april/
地域コミュニティサイトLococom(ロココム)によるエイプリルフール特集。全国各地に点在する埋蔵金伝説について書かれた記述を、Webサイト内から見つけるというゲーム感覚の企画になっている。
■「はヤぶさ」に知能?「さむい」「なう」とつぶやく (アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/news/2010/04/01hayabusa/index-j.shtml
天文情報サイト「アストロアーツ」に掲載された1記事。小惑星探査機「はヤぶさ」からつぶやき届くという驚愕の情報を伝えている。真実のニュース記事とページ体裁が変わらないため、騙される人も多そうだ。
●まとめサイトで新ネタ発見!
より多くのエイプリルフール企画を堪能したい場合は、まとめサイトやその他リンク集もあわせてチェックしてみよう。無限に広がっていると錯覚するほどの嘘ネタワールドに浸れるはずだ。
■エイプリルフールアワード2010
http://bloglabs.jp/afn/
エイプリルフール企画の人気投票を実施。その結果は「エイプリルフール戦闘力」として指標化されている。ボタンでクリックに加え、Twitterのつぶやきでも投票することができる。
■GIGAZINE エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2010年版
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100401_matome_april_fool/
ガジェット、アニメ、海外ネタなどさまざまな記事を公開しているGIGAZINEでは、今年も4月1日0時ごろからぶっ通しでエイプリルフールのまとめを作成中とのこと。お疲れ様です……。ちなみにINTERNET Watch掲載の本稿は朝5時に早起きして作ってます。
■ウィキペディア エイプリルフール
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%AB
ユーザー参加型百科事典「ウィキペディア」の記述。エイプリルフールの概要を解説するとともに、実例を参考リンクとしてまとめている。
■エイプリルフール・ジャパン!
http://www.aprilfool.jp/
JIAFA(日本インターネットエイプリルフール協会)のサイト。例年、4月1日が近づくと活動を再開。各所からネタを収集している。また、「頼まれもしていないのに勝手に年度ごとの総括を行っている」とのこと。
(2010/4/1)
[森田 秀一]