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お外でもWi-Fi! 公衆無線LAN&モバイルルーターを使いたおす
スマートフォンや携帯ゲーム機、iPod touchの普及に伴って、無線LAN(Wi-Fi)を外出先でも使いたいというニーズが高まっている。そこで今回は、ファストフード店などにサービスエリアを広げている公衆無線LANサービス、高速移動中の無線LANインターネットに欠かせない欠かせないモバイルルーターをご紹介しよう。
●わずかのコストで高速通信! 公衆無線LANサービス
HOT SPOT http://www.hotspot.ne.jp/ |
◆HOT SPOT
http://www.hotspot.ne.jp/
NTTコミュニケーションズ運営の公衆無線LANサービス。全国約4000カ所のサービススポットをスタンダードエリア、エクスプレスエリアなど3種類に分け、どのカテゴリーを使用するかで料金が変動する仕組みを導入している。すべて利用可能な「コース3」は月額1680円。BBモバイルポイント準拠のカジュアルエリアのみの「コース1」は月額399円。いずれも初回契約料金1575円が別途かかる。
◆FREESPOT
http://www.freespot.com/
PC周辺機器メーカーのバッファローが主幹事を務める「FREESPOT協議会」運営。最大の特徴は無料サービスであること。集客を図りたい店舗オーナーなどが、自前でインフラを提供している。サービスエリアは7500件超。なお、初回アクセス時は携帯メールなどを利用した認証作業が必要となる。
◆ドコモ公衆無線LANサービス
http://www.nttdocomo.co.jp/service/data/mzone/
携帯電話キャリアであるNTTドコモが運営。「Mzone」の名称でも知られる。3200エリア、6800アクセスポイントを展開中。タリーズコーヒーやプロントなど大手喫茶店チェーンにもサービスエリアを広げている。月額プランは1575円、日額プランは525円。
◆フレッツ・スポット
http://flets.com/spot/
http://flets-w.com/spot/
NTT東日本および西日本がそれぞれ独自に展開中のサービス。東西合計で約9100カ所のアクセスポイントを展開中だ。フレッツサービスの契約状況に応じて料金が大幅に異なる。NTT東日本管内でフレッツ光などの有線系サービスを契約している場合の初期費用は840円、月額料金が210円。このほかに、プロバイダー契約が別途必要になる。
喫茶店や駅など公共性の高い場所で、無線LANインターネット接続サービスを提供する事業者は、日本国内でも2001年ごろから登場した。現在に至るまで有料サービスがほとんどたったが、近年は特定機器・用途に限って無料(追加負担なし)とするケースも増えている。2010年現在の状況はどうなっているのだろうか。今一度確認してみよう。
◆BBモバイルポイント
http://tm.softbank.jp/wlan/
ソフトバンクテレコム運営。マクドナルド各店頭にサービスエリアを広げており、近年もっとも著名な公衆無線LANサービスの1つと言えるだろう。提供スポット数は全国約4300カ所。料金の支払い、利用契約は対応プロバイダーを通じて行う方式だが、ファミリーマート店頭でプリペイドID(利用権)を購入することも可能だ。
◆Yahoo!無線LANスポット
http://wireless.yahoo.co.jp/
上述した、BBモバイルポイント対応プロバイダーのうちの1社。月額料金は525円だが、Yahoo!オークション出品などに必須となる「Yahoo!プレミアム」(月額346円)の会員であれば、210円に値引きされる。サービスエリア情報なども公開中。
◆livedoor Wireless
http://wireless.livedoor.com/
ポータルサイト「livedoor」で提供中のサービス。利用可能エリアはおもに東京都内が中心で、約2200カ所。「MACアドレス認証サービス」(ベータ版)を申し込むと、ブラウザーからのIDとパスワード入力不要でインターネット接続できるのも魅力だ。月額利用料金は525円。初期費用1050円が無料になるクーポンを12月1日までの期間限定で発行している。
◆Wi2 300
http://300.wi2.co.jp/
ワイヤ・アンド・ワイヤレス運営。東京・丸の内近辺に展開している独自エリア「Wi-Fiスクエア」に加え、BBモバイルポイント、livedoor Wirelessの各スポットにもアクセスできる。「月額固定プラン」は380円。ワンタイム、従量プランなども用意している。
◆fon
http://www.fon.ne.jp/
スペインに本社を構える「FON」の日本法人、フォン・ジャパンが運営。コミュニティに参加する個人ユーザー各自が、fon対応ルーターを使って自宅などに無線LANアクセスポイントを設置すると、他者が同様に開放中のアクセスポイントを無料利用できる。対応ルーターの最廉価モデルは1980円。
◆eoモバイル Wi-Fiスポット
http://eonet.jp/eomobile/wifi/
近畿圏で光ファイバーサービスを提供しているケイ・オプティコムの公衆無線LANサービス。現在の利用可能エリアは大阪・兵庫・京都が中心。一部エリアでは、IEEE 802.11nでサービスも開始した。暗号化方式としてWPA2/AESもサポートする。初期費用1050円、月額料金1575円。「eo光ネット」契約者であれば実質的に月額315円で利用できる。
◆WIRELESS GATE
http://www.tripletgate.com/wirelessgate/
BBモバイルポイント、livedoor Wireless、各空港で独自運営されている公衆無線LANなどを一括利用可能なサービス。スポット数は約6000カ所。料金は、月額基本料210円と1日あたり従量料金299円の合計額。ヨドバシカメラ店頭で配布されているキャンペーンコードを入力すると、月額380円固定で利用できるプランも。
◆ソフトバンクWi-Fiスポット
http://mb.softbank.jp/mb/service_area/sws
ソフトバンクモバイル製Wi-Fi対応携帯電話向けの公衆無線LANサービス。おもにBBモバイルポイント、fonのスポットから構成されている。月額料金490円のほか、パケット定額サービスの契約などが別途必要。iPhone利用者であれば、契約プランによっては無料アクセスできる。
◆UQ Wi-Fi
http://www.uqwimax.jp/service/price/option01.html
高速モバイル通信サービス「UQ WiMAX」の契約者向けに提供されている無料オプション。東京~新大阪間の東海道新幹線N700系車内、都営地下鉄101駅構内、空港などで利用できる。
◆Wi-fine
http://wifine.jp/
NTTブロードバンドプラットフォームが運営する、地域情報ポータルサイト。各スポット周辺の地図や店舗チラシ、クーポンなどの無料配信を目的とした独特のサービスで、PCやニンテンドーDSでアクセスできる。また、フレッツ・スポット、Mzone、HOT SPOTのサービスエリアとしても運用されている。
◆ニンテンドーゾーン
http://www.nintendo.co.jp/ds/nintendozone/
ニンテンドーDSを対象とした、無線LAN活用型の情報サービス。マクドナルド各店やつくばエクスプレスの駅構内などで、ゲームの体験版をダウンロードしたり、通信対戦が楽しめる。こうした特定機種、あるいはエリア限定での情報配信も今後増えていくか注目だ。
●急増! 3G&WiMAX対応モバイルルーター
無線LAN機能しかないiPod touchやゲーム機でも、屋外移動中にインターネット接続したい――─。そんな時に便利なのがバッテリー駆動のモバイルルーターだ。この1台があれば、3GやWiMAXの通信機能を複数台の機器で共有できる。毎月4000~6000円前後の料金が別途必要だが、この利便性は特筆もの。一度は体験してみてほしい。なお、本項で紹介する機器はほぼすべてIEEE 802.11g対応となっている。
◆バッファロー DWR-PG
http://buffalo.jp/product/wireless-lan/ap/mobile/dwr-pg/
ドコモ3G回線(下り最大7.2Mbps)、IEEE 802.11a/g、同梱クレードルを接続しての有線LANの合計3種類からネット回線を自動選択できるモバイルルーター。重量105g、6時間の連続駆動を実現したバッテリー性能も魅力だ。メーカー希望小売価格38850円。
◆NTT東日本 光ポータブル
http://flets.com/hikariportable/
NTT東日本のフレッツ光利用者向けに月額315円の有料オプションとして提供中のモバイルルーター。仕様はバッファローのDWR-PGとほぼ同一だが、SIMフリー版の「タイプB」が提供されている(ドコモのSIMロックあり版はタイプA)。
◆イー・モバイル Pocket WiFi(D25HW)
http://emobile.jp/products/hw/d25hw/
携帯電話キャリアであるイー・モバイルが販売中。3G接続の下り通信速度は最大7.2Mbps。重量80g、連続通信時間は約4時間。回線契約とのセット販売が行われており、長期契約割引なしの場合の直販価格は39580円。
◆日本通信 b-mobile WiFi
http://www.bmobile.ne.jp/wifi/
3G接続に対応したSIMフリー仕様のモバイルルーター。通信時駆動時間は約4時間、重量は75g。直販価格は19980円。ドコモ通信網を利用しながら通信速度を300kbpsに制限して価格を抑えたSIMカード「b-mobileSIM」も別途販売中。
◆プラネックスコミュニケーションズ CQW-MRB
http://www.planex.co.jp/product/router/cqw-mrb/
バッテリー内蔵のIEEE 802.11n対応無線LANルーター。USB接続のデータ通信アダプター(別売)を接続することで、3G回線でのインターネットアクセスも可能になる。バッテリー稼働時間は約2時間。メーカー直販サイトでの販売価格は10500円。
◆NEC Aterm WM3300R
http://121ware.com/product/atermstation/product/wimax/wm3300r/
WiMAX通信機能、バッテリー内蔵のモバイルルーター。動作モードの切替で、PC用のUSB接続モデムとしても使える。連続駆動時間は約2.5時間。オープンプライスの製品だが、大手通販サイトでは2万円前後で販売されている。
◆アイ・オー・データ機器 WMX-GWBA
http://www.iodata.jp/product/mobile/wimax/wmx-gwba/
10月下旬発売予定の新製品。別売のWiMAX通信アダプターを接続できる持ち運び式ルーター。バッテリー駆動時の連続通信時間は約4.5時間。かたつむり型の円形デザインを採用する。メーカー標準価格は14280円。
◆アイ・オー・データ機器 WMX-GW02A
http://www.iodata.jp/product/mobile/wimax/wmx-gw02a/
WMX-GWBAと同じく、別売WiMAX通信アダプター接続に対応する製品だが、こちらは「ホームタイプ」という位置付け。持ち運び利用するためにはオプションの電池ボックス「BA-BOX/AA8」を用意する必要がある。メーカー標準価格は1万920円。
◆アイ・オー・データ機器 DCR-G54/U
http://www.iodata.jp/product/network/wnlan/dcr-g54u/
3GやPHSのデータ通信アダプターを外部接続できるルーター。こちらも持ち運び利用するためには「BA-BOX/AA8」が別途必要。メーカー標準価格は1万920円。
◆シンセイコーポレーション URoad-7000
http://www.shinseicorp.com/wimax/wimax04.html
WiMAX通信機能内蔵、バッテリー使用時間約3.5時間のモバイルルーター。IEEE 802.11nに対応しているのも魅力。各WiMAX事業者を通じて販売されているため、製品の型番末尾や価格がいずれも異なる。シンセイコーポレーション直販サイトでは「URoad-7000SS」を1万9800円で販売中。
◆シンセイコーポレーション URoad-5000
http://www.shinseicorp.com/wimax/wimax03.html
別売のWiMAX通信アダプター接続を前提としたモバイルルーター。バッテリー自体は内蔵しており、連続使用時間は約3時間。IEEE 802.11n Draft2.0対応。直販サイト価格は1万5800円。
◆ソフトアンドハード egg
http://www.softandhard.co.jp/egg/
長さ110mm、重量130gの卵型デザインを採用したWiMAX通信機能内蔵ルーター。フル充電時の連続駆動が約5時間と、比較的長い点も魅力だ。5種類のカラーバリエーションが用意されている。「Bic WiMAX」での標準価格は1万9800円。
◆ネットインデックス クティオ
http://www.netindex.co.jp/information/71/
http://home.hi-ho.ne.jp/hihomobile/ctio/
CFカード型あるいはUSBスティック型のデータ通信アダプターを接続可能なモバイルルーター。イーモバイル、NTTドコモ、b-mobileなど各社の製品に対応する。バッテリーでの連続通信時間は約100分。プロバイダー各社から販売されており、hi-ho取扱分はAmazon.co.jpから注文可能。単体価格9870円。
◆ベリーモバイル MiFi 2372
http://www.berrymobile.jp/jp/mifi2372.html
国内外でMVNO型データ通信サービスを提供するベリーモバイルでは、Novatel Wireless社が開発・製造するモバイルルーター「MiFi 2372」を取扱中。3G通信機能内蔵、かつSIMフリー仕様。単体価格は2万4450円。
◆Covia CMR-250
http://www.covia.net/main/product-cmr250.html
IEEE 802.11n対応のモバイルルーター。3G通信機能は内蔵されていないので、USB接続のデータ通信アダプターなどを別途用意する必要がある。バッテリー駆動時間は約120分。Amazon.co.jpにて1万1676円で販売中。
◆ウィルコム どこでもWi-Fi
http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/ws/024bf/
製品単独でPHS通信回線の共有が可能。モバイルルーターの中でも少数派の乾電池駆動(eneloop単3型4本)を実現している。製造元はバッファロー。ウィルコムストアでの販売価格は2万8800円(回線契約が別途必要)。
(2010/10/8)
[森田 秀一]