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行列不要! イベントチケットはウェブで買おう
今回は、コンサートや演劇、スポーツなどのチケット販売サイト(プレイガイド)をご紹介する。近年は手数料を要する代わりに、オンラインで抽選もしくは先着販売する方式が一般化。チケットも近隣のコンビニや郵送で受け取れるようになった。「あんな人気イベントのチケット絶対に買えない!」「行列に並んだり、繋がらない電話を何度もかけるのはイヤだ」と諦める前に、一度はこれらの販売サイトを覗いてみてほしい。
チケットぴあ http://t.pia.jp/ |
●あらゆるジャンルのチケットが揃う! 大手プレイガイド
それでは最初に、あらゆるジャンルのチケットを取り扱う大手サイトから見ていこう。基本的にどのサイトも、システム利用料、発券手数料、抽選販売の場合は特別手数料などがチケット代とは別にかかる。さらに、ウェブで決済を済ませるか、チケット受取時に店頭レジで代金を払うかによっても手数料は異なるなど、その料金体系は非常に複雑だ。チケット1枚ごと300~1000円程度の追加費用が必要である、という点だけは覚えておいたほうがいいだろう。
また、チケットを入手するにあたっては、イベントの開催情報、販売スケジュール自体を事前に確認しておくことが重要だ。各社のメールマガジンやTwitterを有効活用したい。
◆チケットぴあ
http://t.pia.jp/
プレイガイド最大手。現在は、セブン-イレブン、サークルK・サンクス(店頭端末設置店のみ)でチケットの受取が可能。オンライン予約時のチケット1枚あたり手数料は、システム利用料210円、発券手数料105円。抽選販売分についてはさらに別の手数料が必要となる。
◆イープラス(e+)
http://eplus.jp/
ソニー・ミュージックエンタテインメント、クレディセゾン、ファミリーマートなどが出資するエンタテインメントプラスが運営。サイト上からクレジットカードで購入する際の手数料は、1枚あたりシステム利用料210円、店頭発券手数料105円。チケットの受取はファミリーマートに加え、セブン-イレブンでも可能。
◆ローチケ.com
http://l-tike.com/
大手コンビニ「ローソン」傘下のローソンエンターメディアが運営するチケット販売サービス。PCやケータイから予約を行った際、チケット1枚ごとにかかる手数料はシステム使用料210円、店頭発券手数料105円。なお、申込1件あたり600円で郵送も可能。その他サービス料が別途かかる場合もある。このほか、一般発売後のチケットについてはローソン店頭の端末「Loppi」から直接購入することができる。
◆CNプレイガイドチケットサイト
http://www.cnplayguide.com/
チケット予約1枚ごとに発券手数料170円のほか、公演ごとに異なるシステム利用料が必要。チケットはセブン-イレブン、関東圏のam/pm(一部)、もしくは郵送で受け取れる。
◆Yahoo!チケット
http://tickets.yahoo.co.jp/
ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」のチケット販売サービスは、ぴあが提供している。ただし、「Yahoo! JAPAN ID」を使ってサービスにログインできる。手数料はぴあのサービスにほぼ準じており、チケット1枚あたりシステム利用料210円、店頭発券手数料105円。
◆楽天チケット
http://ticket.rakuten.co.jp/
楽天会員向けのチケット販売サービス。料金決済はクレジットカード、コンビニ店頭払い、銀行振込などに対応するが、チケットの受取は基本的に郵送、もしくは会場での当日受取。なお、システム手数料および配送手数料は公演ごとに異なるが、最高でも各1000円。
◆JTBエンタメチケット
http://www.jtb.co.jp/ticket/
旅行代理店としておなじみのJTBだが、演劇やコンサート、スポーツなどのチケットも取り扱っている。JTB各店頭での直接販売に加え、ウェブサイトでの予約注文にも対応。チケット1枚あたりのシステム手数料は210円、引取手数料が105~600円。
●団体直売、割引サイトも覗いてみよう!
チケットの購入先は、なにも大手プレイガイドだけに限らない。イベント主催団体みずから運営する直売サイト、各分野に特化したプレイガイドを通じて入手する方法もある。手数料、決済手段、自分の興味などに応じて、選んでみるのもいいだろう。
◆キョードー東京チケットオンライン
https://ticket.kyodotokyo.com/
コンサートやミュージカルの制作や運営を手がける企業で、2012年には設立50周年を迎える。公式サイトでは興業スケジュールを紹介するとともに、チケットの直接販売を実施。手数料体系は大手プレイガイドとほぼ同等。
◆GET.TICKET
http://www.getticket.jp/
コンサートやイベントの企画・主催元として知られるディスクガレージのチケット販売サイト。国内アーティストの公演を数多く取り扱っており、直近ではASIAN KUNG-FU GENERATION、レミオロメンなどのチケットを抽選販売した。
◆ホットスタッフ・プロモーション
http://www.red-hot.ne.jp/
おもに音楽コンサートのチケットを取り扱う。大手プレイガイドでの一般発売に先駆け、独自の会員向け先行販売を実施している。iPhone用サイトも開設中。
◆ウドー音楽事務所
http://www.udo.co.jp/Members/
海外のロックアーティストを数多く招聘しているプロモーター。インターネットでのチケット販売も手がけている。代金決済をクレジット、振込のどちらにするかによって会員制度が分かれているので注意しよう。
◆FLIP SIDE
http://www.flipside.co.jp/
音楽分野のイベントを数多く手がける企業。公式サイトでは「FLIP SIDE ONLINE TICKET」という名称のチケット販売サービスを提供中。一部のチケットは、イープラスでも購入できる。
◆AKB48劇場チケットセンター
http://ticket.akb48.co.jp/
人気アイドルグループ「AKB48」の専用劇場(東京・秋葉原)のチケットを取り扱う。全ての公演とも、事前応募による抽選制となっており、当選した場合は当日の会場窓口で専用リストバンドとチケットを受け取る仕組み。1公演あたりの募集人数は250名、チケット料金は一般男性の場合3000円。
◆チケットよしもと
http://ent-yoshimoto.pia.jp/
吉本興業主催お笑いイベントのチケット販売サイト。ぴあのシステムをベースとしているが、利用にあたってはチケットよしもとの会員登録が必須。劇場窓口発券の場合、手数料は不要。
◆チケットJFA
http://ticket.jfa.or.jp/
日本サッカー協会のチケット販売サイト。サッカー日本代表チームの各種試合チケットのうち、ファミリーマート先行発売分を除いたプレミアムシート、一般分をおもに取り扱う。注文手段、受取方法などに応じた手数料がかかる。
◆チケットスペース
http://www.ints.co.jp/
演劇、クラシックコンサート、各種イベントのチケットをおもに取り扱う。こちらのサイトからは公演概要を確認できる。実際のチケット注文は、TOPページ左上方からリンクしている別サイト「チケットスペースオンライン」で行う。チケットの受取方法は郵送のみ。
◆PARCO劇場
http://www.parco-play.com/web/page/
東京・渋谷にある劇場。テレビでおなじみの俳優らが多数出演する話題作から、立川志の輔による落語などの古典演芸まで幅広く上演されている。会員向けのチケット先行販売も実施中だ。
◆赤坂ACTシアター
http://www.tbs-act.com/ticket.html
東京・赤坂サカス敷地内にある劇場。テレビ局のTBSが運営している。ウェブサイトでのチケット販売も行っている。注文にあたってはチケット1枚あたり525円の手数料がかかるが、劇場窓口の自動発券機を利用すれば、配送料が不要。また、手持ちのプリンターでチケットを印刷することもできる。
◆国立劇場チケットセンター
http://ticket.ntj.jac.go.jp/
東京・半蔵門にある国立劇場。演目は、歌舞伎や文楽、落語などの古典芸能が中心。こちらのサイトからは、同施設の大劇場・小劇場、隣接する国立演芸場のチケットが購入できる。クレジットカード支払い、かつ窓口受取であれば手数料は無料。
◆ホリプロ オンライン チケット
http://www.horipro.co.jp/usr/ticket/kouen.cgi
芸能プロダクション「ホリプロ」が主催・共催するイベントのチケットを販売する。大手プレイガイド同様、チケット購入にあたっては手数料が必要。コンビニでのチケット受取にも対応している。
◆劇団四季 チケット
http://www.shiki.gr.jp/tickets/
東京・浜松町、汐留などに専用劇場を持ち、ミュージカルや演劇などの公演を連日行っている劇団四季のサイト。「ライオンキング」「マンマ・ミーア!」などのチケットが1席ごとに座席指定して購入できる。
◆宝塚歌劇チケット購入方法
http://kageki.hankyu.co.jp/ticket/
宝塚歌劇のチケット情報サイト。劇場窓口での直接販売、電話受付に加え、「宝塚歌劇Webチケット」でのインターネット販売も実施している。購入にあたっては手数料が必要だが、ぴあ店頭、コンビニなどでチケットを受け取ることも可能。
◆チケットWeb松竹
http://www.ticket-web-shochiku.com/pc/
松竹が主催する歌舞伎、演劇、オペラなどのチケットを直接購入できる。無料会員登録を行えばほとんどのチケット販売に申し込めるが、有料会員制度「松竹歌舞伎会」入会者限定販売なども随時行っている。
◆明治座
http://www.meijiza.co.jp/
東京・日本橋浜町にある劇場。演歌歌手のコンサートや芝居、時代物の演劇などを連日上演。幕間には隣接する食堂で料理も楽しめる。インターネットでのチケット販売サービスは「席とりくん」の名称で運営中。窓口でのチケット当日受取は、開演30分前まで可能。
◆夢空間
http://yume-kukan.in/
落語会、お笑いイベントなどを手がける企業。ローチケ.comのシステムを利用した独自のチケット販売も行っている。そのほか、電話受付後の銀行振込、一般プレイガイド販売なども利用可能。
◆日本相撲協会 チケット情報
http://www.sumo.or.jp/ticket/
http://www.kokugikan.co.jp/tickets.html
相撲のチケットもオンラインで購入できる。大手プレイガイドのほか、相撲観戦チケットを専門的に扱うウェブサイト「チケット大相撲」および「相撲案内所」を利用しよう。
◆三鷹の森ジブリ美術館
http://www.ghibli-museum.jp/ticket/
東京都三鷹市にある美術館。スタジオジブリ制作アニメの世界観が再現されている。毎月10日、ローソン店頭端末もしくはローチケ.comで、翌月分チケット(日にち・時刻指定あり)を売り出すという独特の体制を敷いている。といっても、現在は休日などを除けば比較的自由にチケットを購入できるようだ。
●チケット割引サイト、カード会社の優待販売も上手に使おう!
よりお得に、効率よくチケットを手配するには、数多くのチケット販売サイトを知っておくことが重要だ。最後に、チケットの値引き販売を行うサイトや、クレジットカード会社によるチケット優待販売制度についていくつかご紹介しておこう。
◆すぐチケ(イープラス)
http://eplus.jp/page/eplus/sugu/
https://north2.eplus.jp/sys/web/toku/toku.jsp
イープラスでは、開催まで残り10日となったイベントには「すぐチケ」マークが原則的に付与される。これらのチケットの代金支払・受取をファミリーマートかセブン-イレブンで行うと、各種手数料が無料になる。また、チケットを値引き販売する「得チケ」のサービスも無料会員向け特典として提供している。
◆おトク!ぴあ
http://t2.pia.jp/otoku/index.php
ぴあ取り扱い公演のうち、割引、お土産、ミニイベント参加などの各種特典が付与されたチケットを紹介する。売り切れとなっている場合も多いので、詳しくは各チケットのページで確認しよう。
◆Confetti(カンフェティ)
http://www.confetti-web.com/
「良席ではない」「座席指定できない」「対象公演日限定」などの訳ありチケットを通常より安い価格で販売するサービス。当日もしくは翌日開催のチケットをかんたんに探せるので、何かしらのイベントを急に見たくなった場合などに便利だろう。また、取り扱いチケットの半分以上が、手数料無料で購入可能という。
◆演ぶチケット
http://enbu.shop21.makeshop.jp/
演劇専門誌「演劇ぶっく」のウェブサイトでは、チケットの販売も実施している。取り扱い件数はそれほど多くないが、通常価格から20%程度割り引いた金額で販売されている。代金の銀行口座振込のほか、クレジットカード支払いに対応。チケットは郵送される。なお、配送手数料などは不要。
◆チケットポンテ
http://www.tponte.com/
チケットの半額販売を前提としたサイト。開催日が直前に迫った公演などを対象としているため、取り扱いチケットの種類自体はごくわずかだが、手数料不要で購入できる。チケットは当日会場で受け取る方式。
◆チケットJCB
http://ticket-j.com/
JCBのクレジットカード会員向けサービス。「JCBサプライズチケット」という制度も用意しており、開催直前の人気公演、特別価格のチケットなどを不定期に販売するという。なお、チケットの受取は基本的にローソンで行う。
◆セゾンカード/UCカード 会員限定チケット
http://w1.onlineticket.jp/saison/web/index.html
チケットの優先販売サービスは、ほとんどのクレジッドカード会社が実施している。セゾンカードおよびUCカードもその1つ。イープラスのシステムを利用しており、イープラスの会員IDをそのまま流用できる。
(2011/2/4)
[森田 秀一]