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アイ・オー、USB 3.0対応、転送速度116MB/sのNAS「HDL-AA」シリーズ3機種
2016年7月6日 11:00
株式会社アイ・オー・データ機器は、NAS製品「LAN DISK A」の後継モデル「HDL-AA」シリーズ3機種を7月下旬に発売する。1TBモデルが1万9500円、2TBモデルが2万3000円、3TBモデルが3万1000円(価格はいずれも税別)。
HDL-Aシリーズの筐体を流用しながら、新規設計の基板を採用。1.33GHz駆動のMarvell製デュアルコアCPU「Armada 382 88F6821」を搭載し、SMB 3.0プロトコルに対応したこととあわせ、ギガビットLANの理論値に近い116MB/sの転送速度を実現している。特に書き込みが大幅に高速化されたという。このほか、USB 3.0に新たに対応している。
本製品を2台利用すれば、設定情報を含む複製が可能なほか、履歴差分バックアップの機能も備える。また、PCのデータをバックアップできる「Acronis True Image Personal」も添付される。同一ネットワーク上の共有フォルダーを検索して、古いNASからデータをコピーする機能も搭載する。
設定画面のインターフェースも一新し、同社の法人向けモデル「HDL-H」シリーズと共通のものを採用。共有フォルダーや暗号化ボリュームといった機能を標準で搭載するほか、メディアサーバーやクラウドストレージ連携といった機能を無料で追加できる。追加機能として後日提供される機能として、「Trend Micro NAS Security」(有償)、「DTCP-IP」(有償か無償かは未定)、「Time Machine」などが予定されている。
内蔵HDDには、同社によれば故障率が低いというウェスタンデジタル社製の「WD Green」シリーズを採用し、ほかの製品は使用されないとのこと。
【お詫びと訂正 18:10】
記事初出時、設定画面のインターフェースについて、同社の法人向けモデル「HDL-L」シリーズと共通と記載しておりましたが、共通するのは「HDL-H」シリーズのものでした。お詫びして訂正いたします。