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請求書をクラウドで送信→クラウドで受け取ってワンクリックで経理処理、freeeの「企業間取引プラットフォーム」第1弾

 freee株式会社は6日、「クラウド会計ソフト freee」の請求書機能を強化した新機能「スマート請求書」をリリースしたと発表した。freeeユーザー企業間での請求書業務を効率化するもので、従来の機能である請求書作成に加えて、freee上での請求書の送信が行えるとともに、これを受け取った側でも請求書の経理データ入力がfreee上でワンクリックで処理できるようになる。

 freeeの「企業間取引プラットフォーム」の第1弾として実装したもの。「分断されていた企業間の請求書にかかわる業務をすべてクラウド上で完結させることで、freeeユーザー同士の業務時間を、従来と比較して約8分の1に圧縮することが可能となる」という。従来、企業間の取引では証憑書類などが発行され、企業ごとに出力・入力などの二度手間が発生していたが、これをfreee上で管理することでユーザー企業同士がクラウド上でつながり、入力などの手間が削減され、企業間でシームレスなデータ連携が可能になるとしている。

 さらに今後、企業間取引プラットフォームとして、自社の基本情報を修正すると取引先のfreeeに通知される「スマートCRM」、企業間コミュニケーションをfreee上で行う「スマートコミュニケーション」、企業間の決済をfreee上で行う「スマート決済プラットフォーム」、品目管理を取引先と共有することで在庫管理の手間を削減する機能などを開発していく予定だ。