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「Unicode 10.0」への追加候補となる51種類の絵文字を発表

 Unicode Consortiumは10日、2017年半ばにリリース予定の「Unicode 10.0」への追加候補となる51種類の絵文字を発表した。

 51種類には、冬のスポーツ2種(カーリングストーン、そり)、ファンタジーキャラクター7種(魔女、妖精、吸血鬼、人魚、エルフ、精霊、ゾンビ)、顔文字8種(星の目をして笑う、狂ったような目で笑う、指を口の前に当てる、口に記号のシールを貼る、口を手で覆って微笑む、嘔吐する、ショックで頭が爆発する、片眼鏡)、食べ物9種(ボウルとスプーン、ストローの入ったコップ、ブロッコリー、パイ、プレッツェル、サンドイッチ、ココナッツ、肉の切り身、缶詰)、動物5種(キリンの顔、シマウマの顔、ハリネズミ、竜脚下目の恐竜、ティラノサウルス)、冬の衣類3種(スカーフ、手袋、コート)、行動4種(授乳、サウナ、ロッククライミング、座禅)が含まれる。

 このほか、分類できない絵文字として、空飛ぶ円盤、コオロギ、靴下、髭を生やした人、頭にスカーフ(ヒジャブ)を巻いた人、脳、オレンジ色のハート、ベースボールキャップがある。

 まあ、リストに掲載されているお年寄り、成人、子どもの3種については、「男女を問わないものとしてリストに掲載している」との注釈がされている。

 Unicode 10.0の追加候補となる絵文字は、2月9日に5つ、5月26日に3つが発表されていた。Emojipediaの公式ブログ記事には、追加される絵文字の数が51種類となっているが、ここには5月26日に発表された3つ(オレンジ色のハート、カーリングストーン、そり)は含まれているものの、2月9日発表の5つ(餃子、テイクアウトボックス、箸、おみくじクッキー、顔文字「Face With One Eyebrow Raised(片方の眉を上げて口を結んだ顔)」)が含まれていない。

 なお、Emojipediaのウェブサイトにある「Unicode Version 10.0」のページにある一覧は49種類で、吸血鬼とハリネズミが含まれていない。

 なお、これらの絵文字については、現時点ではあくまで追加候補であり、正式リリース時には、絵文字が削除や追加される場合があるとされている。