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ワンプッシュで日用品を注文できるIoTボタン「Amazon Dash Button」、本日より日本でも販売開始

日本でも販売開始した「Amazon Dash Button」。プライム会員向けに提供されている「お急ぎ便」を含む各種配送特典も利用できるとしている。なお、Dash Buttonから商品を注文すると、初回注文の商品代金から500円が差し引かれるため、本体は実質無料になるという

 アマゾンジャパン合同会社は5日、ボタンを押すだけで日用品を注文できる小型端末「Amazon Dash Button」をAmazonプライム会員向けに発売すると発表した。価格は500円(税込)。ショッピングカート画面を省略して注文できる「1-Click」機能をハードウェアで実現したようなもので、洗濯用洗剤やシャンプーなど、日用品のストックを切らした際に重宝しそうだ。

日用品のそばに「Amazon Dash Button」を置くことで、ストック切れの心配を解消できるかもしれない
ブランドごとにステッカーが貼られているように、注文可能なブランドの商品は各Dash Buttonごとに決まっている

 Dash Buttonは、2015年に米国で先行して発売されており、オーストリア、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスでも順次販売を開始した。参画するブランド数は増えており、米国におけるDash Buttonを通じた注文数は2015年3~10月時点と比較すると、2016年1月~10月時点で5倍以上の伸びが見られたという。

 国内では現時点で41ブランド(アタック、アリエール、ウィルキンソン、UNO、h&s、エージーデオ24、evian、エリエール、オーラルB、オールフリー、カテキン緑茶、キュキュット、サントリー天然水、シーバ、シーブリーズ、システマ、シックハイドロ、ジョイ、消臭力、ジレット、専科、ソフラン、TSUBAKI、トップスーパーナノックス、ネスカフェ、パーフェクトフリー、ハミング、パンテーン、ピュリナワン、ファブリーズ、フィニッシュ、ブラウン、フルグラ、プレミアムレッド、毎日一杯の青汁、マシェリ、ムーニー、ライフリー、ラックス、リステリン、レノア)、700種類以上の日用品商材をラインアップする。

41ブランドごとにボタンをラインアップ

 本体をWi-Fiに接続し、iOS/Android端末のAmazonショッピングアプリから注文する商品を設定する。Dash Buttonを通じて注文が行われると、注文した商品内容、配送日および価格の確認通知がアプリに送信される。また、商品の変更、キャンセルもアプリ上から行えるようになっている。

本体には取り外し可能なフックのほか、再利用可能な接着テープが裏面に貼り付けられている
約1000回クリックまで電池はもつそうだ
アプリ上のセットアップ画面
Wi-Fi接続試行時は白色、エラー時は赤色、接続完了時は青色に光る
注文した商品の種類や数量などの変更はアプリから設定できる
Amazon DashディレクターのDaniel Rausch氏は、日用品のショッピングエクスペリエンスをなくすことがDash Buttonのミッションになるという

インターネットと繋がる家電機器の開発へ、機器メーカー向けのクラウドサービス「Amazon Dash Replenishment」

 あわせて、機器メーカー向けのクラウドサービス「Amazon Dash Replenishment」も提供されることが発表された。各メーカーは簡単なAPIを用いて、各社のインターネット対応機器とクラウドサービスを繋ぐことができる。例えば、プリンターのインクが切れかけると、Amazon経由で自動的に商品が再注文されるようになる。これにより、利用者が消耗品の交換時期に気付く前に商品が届くといったことが実現できる。

 現時点で提携しているのはアイリスオーヤマ株式会社、エレコム株式会社、シャープ株式会社、船井電機株式会社、三菱レイヨン・クリンスイ株式会社の5社。

浄水器では蓋の裏に機器が埋め込まれていた