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ブラザーがIoT懐中電灯「MAmoria it」、スマホの緊急地震速報と連動して自動点灯&ブザー

 ブラザー工業株式会社は、スマートフォンと連動するIoT多機能LEDライト「MAmoria it」が2月24日よりauショップで販売開始されると発表した。スマートフォンで受信した緊急地震速報や天気情報などと連動し、LEDライトを点灯させたり、ブザーを鳴らすことができる。希望小売価格は3980円(税別)。

 MAmoria itは、ブラザー子会社の株式会社ブラザーエンタープライズ(BEP)の製品。単三電池2本で駆動する雫型の本体(約140g)と、本体をドッキングさせて設置しておく円形のホルダー(約75g)で構成されており、専用のAndroid/iOSアプリをインストールしたスマートフォンとBLEでペアリングして使用する。

 具体的には、スマートフォンに災害速報が配信されたのに同期して、自動的にホルダー部分が30分間発光。あわせて、本体に内蔵されたブザーが1分間鳴る。このほか、当日または翌日の天気をカラフルに発光して知らせる機能もある(赤:晴れ、白:曇り、青:雨、黄:雨)。

 MAmoria it自体にも地震の揺れ(震度4相当)を検知して、自動的にライトを約30分間点灯する機能を備えている。また、LEDライトの発光面は雫型の本体底面あり、ホルダーから外して懐中電灯として使用することが可能だ。LED連続点灯時間は約20時間、待機状態での電池寿命は約3~4カ月(天気LEDを毎日2時間点灯させた場合の目安)。

 BEPでは、遊戯機器で培ったライト技術を活用し、揺れを感知して自動点灯する多機能LEDライト「MAmoria」シリーズを2014年から販売している。新たに発売するMAmoria itは、その第3弾製品。